新居や引っ越しの場所は慎重に
2022年08月24日
造成された住宅地に一軒家を新たに新築する時、又は建売の住宅やマンション、アパートへの引っ越しの際は、そこの立地条件も大切ですが、隣人や近隣の住民、もっと大きく言えば、近隣のコミュニティがどのようになっているかの方が大事かなと探偵としては思います。
何故かと言いますと、近隣トラブルの相談を受ける事があるのですが、住んでいる住居に住もうと決めた時に、近所の人間の事までは考えていなかったという話をよく聞かされるからです。
確かに、建売やマンションへの入居の際に不動産屋から言われる事は、駅までの距離や到達時間、どのような商店街やスーパーやホームセンターがあるか、近い病院はどんな病院か、子供が通う小中学校はどんな様子か等を主に説明を受けると思いますが、近隣住民の事については、ほとんど説明は無いと思われます。
自分自身も気にしていないでしょうし、不動産屋としても、変な事を言って別の物件に行かれるより、早めに決めてもらったほうが楽ですから、知っていても余計な事は言わないのでしょう。
正直不動産というマンガでも、そのようなシーンがありましたし、現実にそうだと思います。
なのでついつい立地条件だけを考慮して新しい住居に住みだしてしまうのでしょうが、隣近所に変人が住んでいた場合は、どんなに立地条件が良くても、地獄の生活が待っている事になります。
世の中には精神を病んでいたり、人格が異常な人間は相当数存在しています。
軽い人格異常も含めれば、人口の10%はパーソナリティ障害者だという研究結果もある位です。
軽いものであれば、話が嚙み合わない、偏った考えを押し付けてくる、不愉快な言動をされる等なので、そのように判断した場合、二度と絡まないように避けていれば、平穏に暮らせます。
ただ、軽度の人格障害よりも症状が重い者になってくると、自分が避けていても、粘着してしつこく絡んでくる場合があり、こうなってくると厄介です。
嫌われてもいい、恨まれてもいいと思って、強い態度で拒否行動や拒否言動をすると、本当に恨まれてしまって、最悪取り返しのつかない被害を受ける事も考えられます。
こういった問題のある人物が、引っ越し先にしようと思っている場所に、既に存在しているのなら、そこは候補から外す事が賢明です。
ではどうすれば良いかと言いますと、不動産屋を使っているのなら、その営業に聞いてみましょう。
それで、あまり協力的ではないのなら、引っ越し先のコミュニティの重鎮に住んでいる人達の様子をそれとなく聞き、これまでのご近所トラブルの有無を聞いてみると良いでしょう。
ただ、田舎の住宅地である場合、このコミュニティ自体が結束して偏った常識を持っている場合がありますので、自分が社会の標準的な常識でものを考える人の場合、そこで順応できるかどうかは疑問ですし、重鎮、いわゆる町内会長や区長のような人自身が変人の場合もあるので、注意が必要です。
別に宣伝をする訳ではありませんが、既に地獄の生活化してしまってから近隣トラブルの相談をするのではなく、引っ越しする前に、探偵に変人の有無を調べてもらっておく事も一つの手段です。
ただ、どうにもならないのは、後から引っ越してきた者が変人だった場合はどうしようもありません。
あくまでも自分が新たな場所に引っ越す場合のトラブル回避として、変人の有無の確認も大事ですという事です。