熟年不倫
2022年07月1日
不倫の適正年齢という議題が出ても、どの辺りがそうなのかは人それぞれだとしか言いようがないと思います。
しかし、平均的な一般論で言えば、40歳前後の中年に差し掛かってきた頃といえるのではないでしょうか?
それまでの収入の低さや、子育てにかかる費用などで、不倫をするような余裕がない年齢は二十代はもとより三十代前半は金銭的に無理があるという理由と、結婚してまだ期間が経過していないという事も考えられます。
では、何故中年になってくると不倫をするのでしょうか?
上記のように収入が増えてきた事や、夫婦と言えどもマンネリになってきた事による飽きというものもあるでしょう。
さらには、まともな夫婦であれば、可愛い子供の面倒が少なくなってきた年代が中年に差し掛かってきた頃なのではないでしょうか・・・
これまでに色々な依頼人の調査をしてきましたが、多くは中年の夫婦の不倫問題での調査でした。
ある一例を出せば、三人の子供が居る夫婦の夫が依頼人でしたが、中学生の末っ子が受験生になって部活が終わった事により、部活の世話をしなくてよくなった母親が不倫に走ったという案件があります。
別に末っ子の事を気にしなくても不倫は可能であったと思われますが、そこは人の善意が働いたのでしょう。
さらには、中年以降になると夫婦は男女の関係ではなく家族になってしまうという事もあげられます。
お互いにそれが普通と思えるなら何事もないのでしょうが、どちらかが、まだ恋愛感情を残しているのであれば、家族となってしまった配偶者ではなく、他の異性にそれを求めてしまうのは仕方がないかもしれません。
とはいえ、それを許して見逃している配偶者もそうそう存在しないので探偵に仕事があるのが事実です。
ここで探偵の感情をひけらかしてみましょう。
探偵としては、仕事ですから、依頼を受けたら依頼人様の要望通りに調査を遂行します。
しかし、客観的、又は探偵側の心理としては、もう不倫していたとしても許していいのではないか?と思うような案件もあります。
中年から初老にかけての年代で、もはや家族としかなりえなくなっている夫婦の関係で、配偶者が不倫をしていたとして、それがなんの不利益になるでしょうか?
不倫相手に多額の金銭を供与していたとかなら別ですが、不倫相手と互いに五分の関係で付き合っているのであれば、特に問題はないような気がします。
探偵がこんな事を言ってはいけないのかもしれませんが、一般論としてそんなに騒ぐことではないような気がします。
もちろん、まだ子供が幼くて養育をきちんとこなさなければならない時期は別ですが・・・