情報戦
2022年06月14日
世の中を生きていくには、情報がとても大事です。
大人になると、ニュースをよく見るようになる人が多くなります。
以前は、新聞やテレビ、ラジオ等が主流でしたが、最近ではネットニュースが主流となってきており、新聞はオワコンになりつつあるように思えます。
また、テレビも最近では偏向報道がバレてきており、ネットニュースを好む傾向にあると思われます。
とはいえ、ネットニュースは見るサイトを選ばないとフェイクニュースを知らされてしまうという害があるので注意が必要です。
このフェイクニュースをそのまま信じてしまう事により陰謀論が社会悪になってしまったのは言うまでもありません。
ではどうしたらいいのでしょうか?
以前の大手メディアも同じですが、それ以上に偏向報道というものが蔓延っている時代になってきていますので、自分自身で報道の是非や真偽を確かめながら本質を見極めなければならないでしょう。
現在進行中のウクライナ紛争においても、ウクライナ側とロシア側の情報がどこまで信用できるのか、皆目分からない状態です。
西側と東側で自分達に都合の良い情報、又は今後の戦況に有利に働く情報のフェイクニュースを流している可能性があるからです。
専門家の意見も同じです。
彼らは確かに素人や一般人よりは専門知識はあるかもしれません。
しかし、本来の正確な情報を知っている訳でもなく、自分の知識を元にした推察をしているに過ぎません。
それを鵜呑みにしてしまっては情報弱者と呼ばれてもしかたがありません。
という事で、どの情報も信じないという事を大前提として物事を捉えないといけないと思います。
まずは疑いをもって情報を得て、それをどのように精査して真実を得るかという事を実践する、これに限ると思われます。
探偵は、これを第一義として常に実践している職業です。
何故なら、依頼人に誤報を与える事は出来ないからです。
以前、間違いのない本当の真実を依頼人に報告したら、そんな結果は聞きたくなかったというクレームを付けられた事があります。
このように、人は自分に都合の良い話を聞きたいという傾向にあります。
しかし、探偵は依頼人が喜ぶような調査結果を提供する仕事ではありません。
どこからどう分析してもこれが真実だと言える事実だけしか報告する事は出来ないのです。
こういった仕事をしていると、社会の情報戦が透けて見えて、それに惑わされている民衆をとても哀れに思ってしまいます。
コロナ、経済、紛争、世界全体が分岐点に来ている今こそ、真実を見る目を持って生きていかなければなりません・・・