ビクビクしている依頼人
2022年05月19日
夫の不倫の相談で来社されているのに、ビクビクしながら相談される依頼人様の女性がいらっしゃいます。
この場合は、ほとんどの場合、モラハラが原因と思われます。
モラハラのような行為があったかどうかの問いをすると、ほとんどの場合、それらしき行為があり、恐怖に近い感覚を体験しているというケースです。
自分に引け目があるという意識がある為、夫の不倫の疑惑があってもそれを言い出せず、モヤモヤしながら、またつまらない夫からの叱責を浴びせられるのかと何も言えない環境にあるという状況です。
モラハラという言葉が出てきたのは最近ですが、パワハラと同じく密室で行われている事なので、中々表には出にくいものです。
ただ、このモラハラやパワハラについては、お互いの概念にもよるので、どちらが悪いのかは中々判断が難しい所があります。
例えば、モラハラですが、本来であれば主婦業で家の事を任されているのに、ごみ屋敷にようにしていたりすれば、もう少し家をきれいにしておけと言われるのは当然の事です。
これをモラハラと言われても言った方は困ってしまいますね・・・
パワハラについても同じです。
何回言っても遅刻してくる部下だったり、同じ注意をしても全然直そうとしない態度だったり、社会人としての常識すら身につけていないような立ち居振る舞いをしている部下に注意をしただけでパワハラと言われても、上司として当然の業務をしているのに、それを否定されるのはどうかと思います。
この辺のさじ加減は、最近、被害者側の言い分が通るようになっている傾向があるので、本来言わなければならない事を言えないという社会になっているのも問題といえます。
ただ、こういった常識的な注意や説教ではなく、どうでもいいような事をネチネチ部下や配偶者に言う者も存在しているのも事実であり、探偵業界の場合、そういうモラハラをされた上に不倫までされているという現状を垣間見る事があります。
この場合、自分に非があるという罪悪感から、配偶者の悪行を許してしまうような感情になる場合があり、客観的に見ると、モラハラを受けていながらさらに不貞行為の被害者になってしまっているというダブルの被害を受けている事になります。
ここで探偵に相談できた人はまだ救いがありますが、何も行動出来ない人は永遠と被害に遭い続ける事になってしまいます。
もしも自分に常識的な怠りがあるのなら、それは改善するように頑張りましょう。
言われても仕方のない非があるのなら直すのは当たり前です。
しかし、そうではない場合、又は非があったとしても、それを改善したのに、不貞行為をされたのなら、毅然として立ち向かうのが当たり前です。
自分にどう考えても非があるのならそれは改善しましょう。
しかし非が無い、又は非があったとしてもそれを直したのに、いつまでも追及されたり、裏切られた行為を配偶者にされるのであれば、自虐的にならずに反撃に出ましょう。
それを手助け出来るのは探偵です・・・