盗聴器発見の器材
2022年05月15日
盗聴器発見は、器材さえあれば誰でも可能です。
ただ、盗聴器発見の現実を知らないと、余計な器材を購入してしまったり、逆に無効な器材しか購入しなかったりして、無駄なお金を使ってしまったり、ケチってしまったが為に実際に有る盗聴器を見逃したりしてしまうのが一般の方達なので、何度も発見業務をするのでなければ、専門業者か探偵に相談される方が良いでしょう。
一般的に盗聴器といわれるものは、電波式の盗聴器です。
それもアナログ電波のものをいい、デジタル波式のものは、現在は極少数なので、普及していません。
という事で、アナログ電波を受信する受信機があれば、盗聴器は発見できます。
いわゆる広帯域受信機というものがあれば発見可能です。
さらに、抜け落ちの無いように、盗聴器専用の受信装置もあるので、ダブルで探査すればなおいいでしょう。
つまり、これだけあれば盗聴器は発見出来るのです。
では、余計な器材とはなんでしょうという事になりますが、これはテレビ番組の盗聴器発見特集みたいなものを見てしまった素人さんが勘違いしてしまっている事に原因があります。
テレビ番組では、現実以上の誇張した表現をする事は誰もがお分かりと思いますが、探偵の世界のような密室の分野においては、その身内に入った者でしか分からないものが多く、何が本当なのか判断しきれないと思います。
なので、テレビ等で放映されたものが本当だと思ってしまうのも仕方がありませんが、ヤラセと言われても仕方のない事をするのもどうかと思います・・・
テレビに出てくる盗聴器発見業務を専門で行っている業者は、テレビのアンテナかと思うような八木式アンテナを持ち出したり、固定式の強力な広帯域受信機を使用して、大袈裟な素振りを見せて、業務を誇張します。
しかし、これを見ている本職の探偵は笑ってしまいます。
盗聴器は各家庭の部屋や企業の事務所、又は車等に設置されています。
発見するのには、その部屋などに行って電波を受信し、設置されている場所を特定するのですが、盗聴器を設置した犯人と同じような大型のアンテナや受信機は必要ありません。
なぜなら、犯人は盗聴器を仕掛けた場所から出来るだけ離れた場所から盗聴したいので、大型のアンテナを使うからです。
しかし、その盗聴器を発見する方は、盗聴器に近い場所で発見するので、そんな高度な受信用の器材は必要ありません。
逆にアンテナを外して使用しないと、電波が強すぎて場所の特定が出来ない位になります。
なので、ハンディタイプの受信機があれば、盗聴器が仕掛けられている場所を特定するのは容易に出来るのです。
ただ、盗聴器を仕掛けた犯人が、変則的な周波数に変化させている場合があるので、それを見極められる機器は必要になりますので、あらゆる電波に対応した受信機で行わなければなりませんが、それでもハンディタイプの受信機や専用の発券機があればほとんど発見可能です。
テレビで出てくる大掛かりな受信機やアンテナは、盗聴器を仕掛けた犯人が使用するような物であって、盗聴器を発見する側が必要とするものではありません。
ただし、簡易的な盗聴器発見器では、ごくノーマルな盗聴器しか発見出来ないので、もしも盗聴器が設置されていて、特殊な周波数になっていたりすると、見つける事が不可能となります。
なので前述したように、プロに頼んだ方が良いでしょう。