船の怖さ
2022年05月2日
旅客するサービスには色々ありますが、事故もあるので覚悟が必要になります。
特に事故が起きたら、高確率で死亡してしまう飛行機は乗るのに毎回死の覚悟をする人もいるくらいですが、各種旅客サービスの中で一番事故が少ないと言われています。
ただ、墜落した場合、生き延びられる確率はかなり低いので、事故が起きたら一巻の終わりとなります。
その他、鉄道やバス、客船、釣り船、タクシーなど色々ありますが、事故が多い分野ほど、死亡率は下がるような気がします。
そんな中、急な自然現象に運航が左右されるのが船舶であり、天気予報さえ当てにならない場合があると言われています。
無風で波も無く穏やかに凪いている海の状態でも、出向してから急変する事もありますので、急な悪天候になりそな時は安全策をとってプロの漁師や船乗りは引き返したり、安全な方向へ避難したりするそうです。
また、元より天気予報が悪い場合は、最初から出航しないのは当然の判断だと思います。
先日、痛ましい観光船の事故の報道があり、乗客と船員の全員が死亡したと見られています。
船が100mを越える海底に沈没してしまった為、船舶の検証も出来ずにいる状態で、事故の原因の究明が困難になっているそうです。
客観的に見れば、他の船が出航していないのに、出航してしまったのが最大の原因だと思われますが、船体の整備や故障個所の有無等も事故原因の一つにはなるでしょうから、船を引き上げない事には真実は見えてこないという事なのでしょう。
どの交通機関でも運転手やパイロットの適切な判断の有無が事故原因の一つとなりますので、乗客は命を預けている状態といえます。
韓国の修学旅行生が乗船していたセウォル号の事故においても、色々な原因が重なった結果の事故と言えますが、事故の最中にいの一番に船長が逃げ出したという信じられない現実を聞いて憤りを感じました。
とはいえ、乗船する前にどんな船長なのか確認する事など出来ませんから、どうしようもありません。
船の事故で怖いのが、沖に出ている時に沈没した時です。
沖に出ると、360度海しか見えず、陸は全く見えなくなります。
この状態で海に投げ出されたら、たとえ泳ぐにしてもどの方面に泳げば良いのか分からず、絶望感に苛まれるでしょう。
以前、釣り船に一度だけ乗った事がありますが、船にライフジャケットが備えてあるのに釣り客は誰も着ていませんでした。
私は防水の方位磁石を腕に装着し、自前のライフジャケットを着て乗船し、もしも事故が起きて海に投げ出されても浮かんでいる事が可能であり、太平洋だったので、方位磁石が西を指す方に泳いでいけば、陸に向かえるという安全策をとって乗りました。
何事も起きずに帰港しましたが、船酔いしてしまい地獄の苦しみを味わった為、二度と船には乗らないとその時に決めました。
その後、ニュースで船舶による痛ましい事故等の報道を見て、再度船には絶対に乗らないと誓いました・・・