意外に多いセキュリティの相談
2022年03月22日
セキュリティ=防犯の相談は、探偵には専門外のものではありますが、別の依頼からのついでとして相談される事があります。
まず、盗聴器発見の業務を依頼された時に、盗聴器を設置されてしまわないようにするにはどうすれば良いか、盗聴されないように防御するのに何か手はないか等と相談を受けます。
この場合、いくつか方法がありますが、頻繁に盗聴や盗撮をされているのであれば、探偵が張り込みをして、盗聴犯を捕らえる事も可能です。
しかし、探偵といえども一般人ですので、逮捕権はありませんから、実力行使で拘束するような事は出来ません。
なので、犯行の映像を取得し、また犯人の所在や氏名の究明をするところまでが業務となるでしょう。
もう一つは、監視カメラを何台か設置し、無人で自動的に盗聴犯の犯行をとらえるという方法です。
モロに監視カメラを設置してしまうと、防犯にはなりますが、犯行状況の証拠をとらえる事が難しくなってしまいますので、秘匿カメラを使用する事になります。
なので、ここで探偵の出番になるのでしょう。
一般的な防犯カメラの業者には、秘匿したカメラはほとんど普及していないので、探偵ならその道に通ずるのではないかと依頼人様は思われるのでしょう。
だいぶ前になりますが、秘匿カメラでは映る映像に限界があるという事で、通常の監視カメラを植木で隠すという方法で秘匿カメラにするという業務を受けた事があります。
普通のカメラでも、相手から見えなければ秘匿カメラになりますから、そこは知恵と工夫でなんとかするのが探偵の真骨頂といえるでしょう。
また、ストーカーの問題や近隣トラブルの問題などでも、セキュリティの相談を受ける事があります。
ストーカーの場合は、警護も含めた対策は出来ないのかと追加の業務を相談される事があります。
しかし、探偵は警備業ではないので、原則として警護業務はしませんが、ストーカー対策の一環として受ける事はあります。
男性のストーカーは凶行に及んでくる場合があるので、依頼人様も探偵も下手したら命にかかわるので、とても危険な業務になります。
近隣トラブルについては、それこそ防犯カメラの出番になり、探偵の出番は無くなり、アドバイスのみで終わってしまう事も多々あります。
いたずら電話やオレオレ詐欺などの、電話での被害を防ぐ方法なども相談を受ける時がありますが、当社では固定電話を解約してしまう事をお勧めしています。
現在では固定電話でなく携帯電話を各機関に登録するのが標準になりつつあり、各種申請書などにも自宅の電話番号を携帯電話の番号を記入している人が増えてきました。
過去の電話帳にはほとんどの家庭の固定電話の番号が記載されており、それを悪用した詐欺電話が掛かってきているのが現状なので、個人情報保護法が出来た今では、携帯電話の番号が流出するのはわずかであり、もしも流出したとしても、固定電話よりも携帯電話は、色々な着信拒否の設定が可能なので、携帯電話に登録している信用できる親類知人からしか着信しないようにしておけば、ほぼ100%詐欺被害に遭わないと思われます。
もちろんいたずら電話にも遭いません。
なので、この際固定電話を解約してしまうのが最強のセキュリティといえるでしょう。