雪と調査日
2022年01月7日
調査の契約時に、天候不良による調査の中止と延期の取り決めを当社では行っています。
災害時、また災害級の悪天候に調査日が重なってしまった場合、天気予報で事前に分かっている場合は、事前に中止の連絡を依頼人様に入れて調整し、当日に天候が急変してしまった場合は、当初からの取り決め通り、当日の調査は中止とし、調査日の変更となります。
昨日の午後から降り出した雪のような場合、夜には止みましたが、道路の凍結等が考えられます。
日中に晴れて、路面の凍結が解消されれば、車も出せますので、こういった場合は、様子を見て予定通りに調査をする事になる場合もあります。
なぜこのように設定しているかと言いますと、調査員の事故の心配は当然ですが、浮気調査の場合、交通事故の危険を冒してまで、不倫カップルが会う確率はかなり低下しますので、調査をしても空振りになる事が多く、調査費の無駄になります。
もちろん、会う確率も無いわけではないので、それに賭けるという意見もあるでしょうが、危険を冒してまで仕事をするような冒険家とは探偵は違いますので、雪の日は調査は中止となります。
以前に、地域的な差で、雪が降っていない場所が対象者の住所地だった為に、当社の地域では大降りの雪だったのに、どうしても調査をしてほしいと要求され、渋々調査に向かいましたが、どんどん雪雲が調査地に移動してきて、結局県内中が雪になってしまい、いくら張り込んでいても、対象者は家から出て来ずに、調査は空振りとなりました。
依頼人は無駄な調査費を、調査員は事故のリスクを負いながらの仕事と、誰も特にならない事をしたという事になります。
なので、当初の契約時に厳重に悪天候時の調査中止については、ご説明しておくようにし、また契約後にそれが守ってもらえず、無理な要求をされる場合は解約という事になる場合もあります。
その場合、調査日までに行った準備業務については料金として発生しますので、ご注意ください。
昨日の雪による事故がそこら中で起きているという画像付きニュースを見ると、当社の方針は間違いではないと改めて思いました。
どんな業界でも、客のいう事は何でも聞けという横暴な事を言う人が居ますが、探偵の依頼人にもたまにそういった方が依頼されてきて困る時があります。
前述した雪でも調査に行けと言ってきた職人風の男も、威圧的なもの言いで、注文を付けてきました。
この一件以来、調査の中止事項については入念に説明をするようになりました。