不測の事態の場合
2021年12月6日
現場の調査、つまり行動調査等で尾行や張り込みをしている時に、通常では起こり得ない事態が起きてしまった場合、これは致し方ありません。
例えば、車での尾行中に周囲を走行中の第三者同士が事故を起こし、対象者と調査員が分断されてしまい、対象者の行方が分からなくなる等があげられます。
また、対象者及び調査員の車両が事故を起こしてしまう事も考えられます。
交通事故は相手がいることから、調査員がどれだけ気を付けて運転していても、交通事故に巻き込まれる可能性は絶対にあります。
また、大きな話になりますが、災害が発生し、調査が不可能となる場合があります。
大地震や竜巻、津波や火事等があげられます。
このような不可抗力による調査の中断の場合、調査員の過失ではない為、基本的に中断までの調査費用は掛かってきます。
昨今では新型コロナウイルスの問題もありますので、これも含まれる事となります。
調査員が急にコロナの症状が出てしまい、現場から離脱という事になる事も考えられますし、対象者がコロナウイルスに感染しそうな場所に行くような場合、そこにまで調査に入らない事と当社ではしています。
調査員のコロナ感染による離脱は、探偵社側の都合なので、調査が中断した場合、別の日に調査を振り替えるという対応をさせていただく事としております。
また、対象者による予定外の行動が原因の調査不可になる場合があります。
対象者と浮気相手の都合により、予定していた外出が無くなるという急な予定変更も現実に起こります。
それが数日前であれば、調査日の変更という形で対応できますが、調査日当日ですと、調査員は既に当日の調査に配備されているので、当日キャンセルの形になり、調査が無くなっても人件費その他は発生します。
これらの事は重要事項の説明という書面を契約時に依頼人様に渡して、熟読して頂く事になっていますので、依頼人様にはご理解を得て契約をして頂いております。
逆にこのような不可抗力となる不測の事態ではなく、調査員の不注意や、読み違い、完全なる凡ミスによる調査の失敗に関しましては、無料にて調査日の変更をしたり、最悪の場合、返金の対応を取る事としています。
そして一番の失敗は、行動調査の場合、調査対象者に調査がバレてしまう事です。
これは探偵にとって最大の失敗ですので、探偵が一番気を付ける事となります。
なので、強引な証拠の収集をすれば、得られた証拠画像だと思っても、調査がバレるよりは、次回のチャンスに回す事となります。