探偵のトイレ事情
2021年10月27日
尾行や張り込みをする探偵にとって、トイレ事情は大事なことです。
生理現象なのでコントロールする事が難しく、あまり我慢していると病気になってしまいます。
当社の場合は、飲食をコントロールする事によって、調査に支障が出ないようにしています。
つまり、調査前は絶食し、水分のみの補給により、トイレに行きたくならないように調節するのです。
しかし、全くエネルギーが無いのも調子が悪くなりますので、調査中はウイダーインゼリーのような少量の栄養補給食材を摂取するようにしています。
また、水分も通常の生活よりは控えるようにし、小便をしたくなる回数を減らします。
当社ではこのように、調査に支障が出ないように調査員のトイレ事情に気を付けていますが、他社の探偵さんの中には、あまり気にしない人もいるので、びっくりした事があります。
かなり前の話ですが、他社の探偵さんに応援に呼ばれて、二人で車に乗っている時に、買い込んであった駄菓子のようなおやつを相棒の探偵がむしゃむしゃ食べているのです。
さらに、対象者に動きが無い時に、近くのマックに行って、ハンバーガーやポテトをガッツリ食べているのです。
「食わないの?」と聞かれたので、「トイレに行きたくなると困るから食べない」と言ったら「ふ~ん・・・」と不思議そうな面持ちをされました。
そして、時間が経つと、案の定相棒はウンコがしたくなり、トイレに行きたいと騒ぎ出しました。
まだ対象者は家に戻ってくる様子がないので、「それじゃ、私だけ車から降りて、立ち張りするので、トイレに行って来たらどうだ?」と言ったその時、対象者は女を連れて家に戻ってきました。
決定的瞬間です!!
もはやそこから離れることは出来ず、後部座席からスモークガラス越しにビデオカメラを構え、ウンコを我慢しながらの撮影になってしまいました。
この時、ビデオカメラを手にしていたのは相棒の方だったので、撮影係は相棒になってしまったのです。
私がカメラを持っていれば、相棒はウンコを我慢してるだけで良かったのですが、ウンコを我慢しながら撮影では、撮影への注意と、肛門への注意と二つ同時に行わなければならず、車という密室の中で、ウンコを漏らされたのでは、こっちもたまったものではないので「肛門を締めとくのを忘れるな!!」と檄を飛ばし続けました。
対象者が家に入るところを撮影できたので、とりあえず結果は出せましたが、その後、近くのコンビニに猛スピードで急行された時は、シートベルトをしてはいましたが、生きた心地がしないほどの無謀運転をされたのを憶えています。
探偵はトイレ事情を考慮しないと、このようなコントみたいな事をする羽目になってしまいます。
トイレ事情を考えずに、調査前や調査中にガバガバものを食べる探偵は「だめだこりゃ」だと当社では考えます・・・