危険なハチの時期
2021年07月31日
探偵は張り込みをする場合、人目に付かない場所を選びます。
地方の探偵の場合は、雑木林の中や、空き地、空き家の付近等を選び、そこに身を潜めたりします。
これと同じことを昆虫もします。昆虫以外でも蛇等の爬虫類の類もそういった人気のない場所を巣にします。
今回は、ハチについて特化して話しますが、ハチは春から夏にかけて、咲いた花の蜜等を摂取して、活動的になっていきます。
真夏から秋にかけては、女王蜂が卵を産みまくり、働き蜂がそれをサポートして、巣を大きくしていきます。
夏頃は、その巣を大きくしていっている段階ですので、近くに寄ってきたものには敵対的な動きをしてきます。
まずは、偵察蜂が一匹で様子を見に来ます。
この偵察蜂はいわゆる警備員ですので、これ一匹が攻撃してくる事はあまりありません。
しかし、この偵察蜂が相手を敵と認識すると、巣に戻って戦闘蜂を連れ出して、敵と思われるものに攻撃をしてきます。
ここが大事なところで、人が蜂に遭遇した時に、まとわりついてくるような蜂だったら、それは偵察蜂が様子を見ているのだと察知しなければ危険です。
場所によって変わってきますが、2メートルから3メートル、見通しの良いような場所だったら10メートル以内には蜂の巣があると思った方がいいでしょう。
偵察蜂が離れていったら、そっちに巣がある確率が高いので、そっちに移動してはいけません。
逆方向に移動し、攻撃隊の蜂が襲ってきたときに、そこに居ないようにしなければ危険です。
秋になると、駆除されずに最大限に活動してしまった蜂の場合、その巣はかなり大きくなっています。
巣が大きければ、働き蜂の数も相当の数になっています。
蜂の巣はその大きさに見合わない程の数の蜂が巣の中に潜んでいます。
足長蜂なんかは、駆除してみると、どうやってこの大きさの巣の中にこれほどの数の蜂がいたんだろうかと思うほどの蜂が出てきます。
スズメバチなんかは、巣の大きさから考えると、まぁこれくらいは居るかなと思える感じはしますが・・・
蜂は秋になると新しい女王蜂が誕生し、翌年に備えて冬眠をする準備に入ります。
その他の蜂は、その女王蜂が無事に冬眠する為に、命を捨てて活動します。
それらの蜂はその年に死んでしまうのに凄い忠誠心ですね・・・
という事で、今からの季節は、蜂の巣が大きくなっていく時期であり、探偵が張り込む場所と同じような所に巣を作るので、蜂と遭遇しないように探偵は気を付けないといけません。
スズメバチは地中に巣を作る場合もあるので、地面にも注意を払う必要があります。
探偵でなくてもこれからの時季は蜂には気を付けましょう。