尾行・張り込み
2021年04月25日
探偵のメインの業務は、尾行や張り込みを伴う行動調査になります。
中でも浮気調査がメインとなり、八割以上が浮気調査とも言われています。
業種を絞っている探偵業者じゃなければ、業務のほとんどが浮気調査をしているといえるでしょう。
この浮気調査も行動調査の一種ですから、当然の如く尾行と張り込みをしながら、浮気の実態を撮影し記録していく作業となります。
見つからないように、後をつけたり、対象からは見えない場所で張り込みをするの繰り返しになります。
一見して、誰にでも出来るように感じてしまい、自分の配偶者を尾行して見つかってしまうという事をしてしまう人もいますので、自分自身で調査をしようとするのは良く考えてからにした方が良いでしょう。
テレビドラマや映画、漫画などで、対象の車と自分の車の間に別の車を入れて、対象者に尾行を勘付かれないように後をつけるシーンがありますが、よほどの好条件の道路でなければ、完璧な尾行は出来ないでしょう。
プロがやっても同じです。なぜなら、対象の車と自分の車の間に入れた車の動き次第になるからです。
対象の車が、信号が黄色の時に走って行ってしまい、間の車は信号で停まってしまったら、その後ろの調査車両も止まらなければなりません。信号が青に変わった時に、まだ対象の車が目視できる所に居ればいいですが、中々そんな状況にはなりません。
なので、実際の車両尾行は、ほぼ真後ろに居るのが現実であり、一台の車で尾行して見つからないようにするのであれば、特殊な機器を使用するか、一台の車両での尾行はせずに二台で入れ替わりながら尾行するかのどちらかにするのが現実の尾行となります。
こういう現実を知らずに、一般の人が尾行をしてしまうので、失敗して見つかってしまったりするのです。
張り込みについても、基本は対象者からは見え辛く、調査員からは対象者を見える場所をキープするのですが、場所を間違えると、不法侵入になってしまったり、対象者から丸見えの場所を選んでしまったりすることになります。
最近では、防犯カメラの普及で、建物の中から外の画像を見る事が出来るので、対象の居る建物にカメラが設置されているかどうかを瞬時に見極めなければなりません。
特に玄関前に無造作に立って、表札の確認等をしてしまうと、インターホンとカメラが一体型のものだったら、録画されてしまうかもしれません。
車のドライブレコーダーにも、エンジンを切った状態でも周囲の録画を続けている機種もあるので、対象の家に近付くのは気を付けて行わなければなりません。
誰でもやれそうな、尾行・張り込みですが、細かい部分で注意を払う必要があり、そういう事からも調査はプロに頼むのが賢明といえます。