ネット情報
2021年04月24日
アメリカの大統領選挙で、公になってきた陰謀論ですが、全く持ってデマゴーグでしかなかったようですね。
アメリカの大統領候補は、現職のトランプと野党のバイデンとの戦いでしたが、大接戦になったと記憶しています。
この時に、選挙そのものはもとより、社会全体において、陰謀論が蔓延っているという論調がネットで囁かれていました。
ネットの情報は、表の情報よりも根っこの部分をひけらかせている場合があり、大人の事情を超えた真実を伝えてくれる事があるのは事実です。
これにより、大手メディアが圧力に負けて言えない情報が一般人に知れ渡るというメリットがあるのが事実です。
しかし、このメリットを悪用し、ありもしない陰謀論を、さも真実のように垂れ流したのが、こないだのアメリカ大統領選挙の裏幕でした。
知り合いの者も、その陰謀論のサイトからの情報で、自分は裏情報を知っているという優越感も含んだ感情から、ありもしない情報を人伝に発信していました。
確かに大手メディアが、大きな組織に忖度して情報を発信しないという事は間違いなくあり得ます。
しかし、発信しない権利を行使する事はあっても、誤情報を垂れ流すという事は一部を除いてほとんど無いと言うのが基本です。
なので、本質はどうなのかというのを考えるに当たり、どうすべきかと言いますと、両極端な情報と、中道な情報、この三つを自分自身で分析して真実を掴み取るしかないでしょう。
アングラ的な場所からの情報が真実という場合もありますし、正規のメディアからの情報が正確だという場合も多いものです。
そしてこれらを分析して中道的な考えのもとに、どちらが正確なのかという風に情報を伝達する分野もあります。
どれをどのように自分に取り込むのかは、自分自身の価値観なので、どうしようもありませんが、他人に対して、自分の価値観を押し付けるのは一番の間違いだと思います。
探偵の調査においても、思い込みは一番してはいけない事であり、あらゆる角度から分析をして真実を求めださなければなりません。
それこそ、陰謀論等に傾倒したりしては下策というものです。
逆も真なりという言葉がありますが、偏った先入観を持つ事は探偵にとって最悪の考え方です。
常に大局的に物事を考え、依頼人様の求める情報をつかみ取るというのが探偵の第一義です。
これは探偵に限らず、人の日常的なものの考え方にも通じるものではないかと思います。
何が正しくて、何が間違いなのか、これはそう簡単には答えが出せないのが世の中というものです。
単純に物事を計る事によって、対立が生まれ、紛争が起きているのは間違いありません。
ネットの情報は、表に出ない真実も伝えてはくれますが、それを悪用して誤情報を与える悪意に満ちた行為をする者も存在しているという事を認識して、自分自身で情報の正しさを求めてみましょう。