調査後の報告の仕方
2021年04月9日
浮気調査に限らず、様々な調査をした後は、証拠となるものを添えた報告書なる書面を依頼人様に納品して、全ての業務が終了します。
この報告の方法には、何パターンかありまして、基本的には、証拠となる画像を添付し、日付入りで時系列にまとめた調査内容を記載した書面での報告が一般的です。
しかし、依頼人様のご予算の都合で、報告書は要らないから、画像だけほしいという場合もありこの場合は、画像データを渡すという形になります。ネットでの通信ソフトでの送信だったり、USBメモリーやSDカードを持参して頂いて、それにデータを保存してお渡しする形だったり、現在ではデジタルデータが主流ですので、こういった形で調査結果をお知らせする事もあります。
中には、口頭だけで良いという場合もありますが、この場合は、調査結果が自分の望みと違っていたような場合に言われる事が多いです。
例えば、浮気調査をしても、浮気をしていないという事実しかない場合、撮影してきた画像は、浮気をしていないという画像しかありません。
ならもらっても意味が無いという事で、報告書も画像も必要ないと言われる方も少数ですが、いらっしゃいます。
探偵側と致しましては、依頼人様の要望に応えるのが第一義ですから、それに従わなくてはならないので、無理に報告書や画像を渡す事は出来ません。
しかし、後々トラブルにならない為に、契約書に、報告の方法としての但し書きが書き込まれていますし、調査データは、一定期間保存しておく事にしております。
さらに、当社でもそうですが、探偵社の多くが、行動調査に使用するカメラはビデオカメラとなります。
なので、動画撮影したものを静止画にして、報告書に貼り付けるという作業をするのですが、これは裁判では、書面でのやりとりになるからであり、動画そのものは使用しません。
これは音声の録音なども同じで、音声を文字起こしして、書面に記載する事が裁判には必要になります。
しかし当社では、動画のデータや、音声データは、DVDや外部メモリーに保存して、報告書と一緒に納品する事にしています。
これは、動画で見た方がはっきりと確認できる場合が多いのと、裁判時には書面の資料しか使いませんが、参考資料として動画や音声データを提出する場合もあるからです。
何より、静止画よりも動画の方が、証拠力は高く、浮気調査の場合などは、浮気相手との行動を動画で見せられたら、対象者は何も言えなくなるでしょう。