悪徳探偵へ依頼してしまう心配
2021年02月25日
調査の相談時に、悪徳探偵についてのご質問をされる事があります。
一番多いのは、浮気調査において、「実際に調査をしていないのに、浮気をしていなかったという結果を報告する探偵社もあるのでしょう?」という質問です。
これは、業界の中の真っ当でない悪徳探偵においては「ある」としか言えません。
探偵業法が施行されてから、大幅に減った「悪徳探偵」ですが、一部にはまだ残っていますし、新規参入組にも散見されます。
当社で認知している悪徳探偵の老舗はほとんどが倒産か廃業で消えてなくなりました。
しかし、兼業で探偵をしていた所はまだ残っている所もありますし、社名を変えて継続している所もあります。
前述した新規参入の探偵も、悪徳と呼ばれても仕方のない営業の仕方をしている所もあり、この場合は、業界のモラルを低く見ているのと技術力の低さや技術を知らないという側面もあり、素人考えが原因ともいえます。
前述の、浮気調査において、調査を本当にしてくれたのかどうかの心配がある場合は、調査結果において、黒でも白でも、どっちの場合でもその証拠画像を日付入りで調査後に差し出してほしいと契約時に伝え、契約書の備考欄にでも一筆入れてもらうといいでしょうとご心配の相談者にはお伝えしています。
この作業は、普通の業務であり、通常は依頼者様から頼まれなくても、真っ当な探偵社なら必ず行う義務的なものです。
浮気調査、素行調査などの行動調査系の業務においては、調査対象者の行動を逐一撮影し、記録していきます。
目視だけで、調査結果を報告するなんてことは、正当な業務を行っている普通の探偵社ではありえない事なのです。
例えば、不倫カップルがホテルに入ったとしましょう。調査員は入る様子を撮影した後に、そのホテル自体か、車でホテルに入ったのであれば、可能ならその車を定期的に撮影します(一時間おき程度)。
そうする事によって、どれだけの時間ホテルに不倫カップルが滞在したのかの証明になりますし、調査員自身がずっと張り込み業務を遂行していた証明にもなるのです。
普通に考えれば、一回入ったホテルから出て、また入るなんて事はほとんどありませんので、途中の画像はいらないだろうと思われますが、確たる証拠とする為に、定期的に定点撮影をするのが義務的な作業と正当な探偵社はとらえています。
なので、調査対象者に動きが無い場合は、撮影はどうするのかという質問でもいいかもしれません。
動きがあった時しか撮影しないという探偵は悪徳か新参者の素人探偵かのどちらかで間違いないでしょう。