盗聴被害の対処
2021年01月29日
盗聴されているのではないかと探偵や盗聴器発見専門の業者に依頼されてくる方がいらっしゃいます。
ほとんどの場合、被害妄想の類で、盗聴器は仕掛けられていないという結果になり、実際に盗聴器が出てくるのは二割以下と言われています。
しかし、心配なまま生活するのであれば、調べてもらって心理的に安心するという考え方もあるのではないかと思います。
身近な人間しか知らない話を知られていたので、盗聴器が仕掛けてあるのではないか?という疑いで盗聴器発見の相談をされてくる方が多く見られます。また、帰宅したら都合よく現れる人が居るという事を言われる方もいらっしゃいます。
前者の場合は、実際は別の人にも情報を話していたとか、身近な人が話を漏らしていた等の原因が考えられます。
後者の場合は、家の近くに張り込んでいられたり、生活パターンを読まれていたら、帰宅時間は分かってしまいます。
というように、盗聴器が無くても知られてしまう情報等は多々あります。
ただ、自分しか知らない情報、例えば電話で旅行会社と一人旅の予約について自宅で話していた事を知っている人が居た。等は盗聴の疑いがあります。
このような場合は盗聴器発見業務を依頼してみるといいかもしれません。
その場合、探偵に電話する場所は、家からや車の中からは止めておきましょう。
近くで聞いている犯人に筒抜けになってしまうからです。屋外で携帯電話で電話をしましょう。現在、携帯電話はデジタル電波ですので盗聴出来ず安全です。
発見業務が始まると、部屋の中では話は出来ませんので、筆談か、一度家の外に出ての会話になります。
なので、探偵に伝えておきたい事は、事前に全部伝えておきましょう。
今の盗聴器の主流は、コンセント型等の電源が永久にとれるものになります。電気店で売っている三又ソケットや延長コードのコンセント等が主な偽装盗聴器として売られていますので一目では見分けがつきません。
だったら、コンセント類を全部新しくしてしまえばいいだろうという考えもありますが、従来の電池式の盗聴器が仕込まれている事もありますし、凝った犯人であれば、壁に設置されているコンセントの内部に仕掛けたり、固定電話機の中に仕掛けられている場合もあります。
この場合も電源がとれる形態ですので、電池交換が要らず、永久に盗聴波を出し続けられます。
ただ、こういう手間のかかる盗聴技術を持っている者はそうそういませんので、めったに出てくる事はないのが現実ではあります。
盗聴器は複数仕掛けられている場合もありますので、一つ出てきたから終わりというわけにはいきません。
我々プロは全ての可能性を考慮して発見業務にあたりますので、どうにもこうにも自分個人の情報が洩れているという疑いがあるのであれば探偵にご相談ください。