先日、自宅周りにイタズラをされるという近隣トラブルの調査依頼が入りました。
玄関付近や車庫周りの植木をバラバラにしたり、排水溝に虫の死骸を入れられたりした依頼者は、センサーライト付きの防犯カメラを設置したようなのですが、カメラの死角を付いて侵入されて、イタズラが続いた為、カメラの位置を変えた所、侵入は収まったらしいのですが、センサーライトへのイタズラが始まったようなのです・・・
依頼者が言うには、レーザー光線のようなもので、センサーライトのセンサーを作動させ、一晩中センサーライトを起動させるイタズラとの事らしいのですが、それであれば、自分のビデオカメラを使用して、レーザーの発信源を撮影して特定すれば、どの家からのイタズラなのか特定できるので、探偵に頼むまでもないのでは?と伝えましたところ、納得されたようなのですが、高齢な為、ビデオ機器の操作に不慣れなので依頼したいと願われたので調査をすることとなりました。
ひょっとして、また妄想の類か老人性の痴呆症によるものかとも思っていたのですが、実際に調査をしてみると、本当にセンサーが作動しっぱなしになっているのです!
作動時間は6分に設定されているらしいのですが、ライトが消えると、すぐにまた作動するというのの繰り返しが延々と続くのです。
まぁレーザーでやっているのなら、発光源を特定するのは楽勝なので、辺りをカメラで撮影しながら光線を探してみたのですが、全く見つかりません。
もちろん肉眼でも見えず、ビデオカメラにも映りません・・・
暗視カメラを使用してみたのですが、光るものはどこにもないのです。
しかし、センサーは6分おきに作動させられている・・・
依頼者が言うには、向かいの家に光を出す装置が仕掛けられているというのですが、それも見当たらない。
夏なので昆虫が飛んできてセンサーに反応しているのかとも思ったのですが、それであればある程度大型の蛾等のものでなければ反応しないので虫ではないようなのです。
結局、原因が不明なまま調査は終わってしまったのですが、もう少し時間をかけ、防犯カメラの設置業者との点検作業にも立ち会ったりすれば、原因が解明されたかもしれませんが、科学的に解明できなかった場合、ちょっと怖いかもしれません・・・
なぜなら、依頼者が設置した、あまり高性能ではないカメラには、白い発行体が映っているからです!
しかし、カメラの角度が悪いので、画面の右端にしか発行体は映らず、それがなんなのかを特定することはできないのです。
このままでは、何度調査しても同じことの繰り返しになるので、とりあえずカメラの角度を業者に変えてもらって、発行体を正面から捉えてみて下さいと伝え、この調査は一旦終了となりました。
肉眼でも高性能カメラにも捉える事ができないが、安価なカメラには入り込む発行体・・・
真夏の夜のミステリーですね。
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