動物や昆虫は擬態をして、別の動物や植物になりきり、天敵から身を守っている種がいますが、探偵も景色に溶け込み、目立たないように行動するのが基本となります。人間の場合は服装で調節する事になりますが、当社では昼はグレー系の服を着用するようにしています。グレーは、ビルの外壁の色と似ていますし、家の外塀も灰色のブロック積みの塀が多く、人からふいに見られても、壁や塀に溶け込んでいる感じになり、別の色の服を着ている人の方に目を向けさせられるので、なるべくグレーっぽい服を着るようにしています。
逆に夜の暗闇の場合は黒い服を着用するほうが無難です。やはり闇に溶け込むには黒ですね。しかし、カムフラージュは自然に行なわなければ意味が無いです。以前に、初心者の調査員と夜間の尾行張り込みをした時、黒っぽい服で統一するようにと指示しましたら、目出し帽を被ってきたので、さすがに外させました(笑)
冬の釣り客を装うとかなら、目出し帽もいいかもしれませんが、まだ暖かい季節にそんな帽子を被っていたら、泥棒か不審者に間違われてしまいます・・・もし人から見られても、ただの黒い服を着た人という感想しかもたれないようでなければ、カムフラージュに意味がありません。自然にそこに居た人という設定ですから、そこに居る理由も考えておかないと、もしも尋ねられたら大変ですので、事前に役柄も検討しなければなりません。
なので探偵は多少の芝居っ気がないと勤まらないかもしれませんね・・・
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