再構築を探偵が?
2026年07月17日
配偶者に浮気をされたけれども、それは許し、元通りの夫婦関係を継続したいという依頼人も相当数存在します。
だからといって、不倫している配偶者と不倫相手を別れさせて、秘密裏に元通りにするというのは、いわゆる「別れさせ屋」という事になり、探偵がやった場合、どういう位置付けになるのか疑問が出ます。
探偵業界としては、「別れさせ屋」は探偵業務と違うという認識をとっているようですし、何か所かある探偵協会も同じ見解をとっているようです。
なので、以前のように「別れさせ屋」というネーミングはとらずに「再構築」という物言いをし、別れさせ屋と変わらぬ事をしている探偵もいるようです。
これは法的にどうなるのかは、法律家の見解になりますし、判例もそれほど多く無いと思われますので、現時点ではなんとも言えません。
しかし、探偵の本来の業務としては、証拠を尾行や張り込みによって取得し、依頼人に渡すというのが正当な業務であり、その後の対応は弁護士などがあたるのが本来の流れです。
なのに、再構築というワードをバンバン出してくる所は、いわゆる別れさせ工作もやってますよと言っているように、同業者としては聞こえてきます。
探偵が取得した不貞行為の証拠を使って、不倫相手に交渉するのは、唯一全ての代理人になれる弁護士だけです。
もちろん、報酬の金額によっては、司法書士や行政書士にも可能ではありますが、少額なので、出番はほとんどありません。
報酬を得て、法的な業務を行った場合、弁護士法違反となり、刑事罰を受ける事になります。
なので、夫婦関係の再構築を大きく謳っている探偵社や探偵事務所は違法行為を公然としている可能性があるので、注意が必要です。
探偵の業務は、証拠を得たら、そこで通常は終わりとなります。
つまり、報告書を渡して終わるのが探偵の最終業務であり、それ以上の事は探偵には出来ません。
ただ、民事に強い弁護士を紹介するという事は問題ないので、弁護士を依頼人に紹介するという事までは可能でしょう。
しかし、違法行為になると思われる「別れさせ屋」という名称を無くして「再構築」という言葉に変えただけの探偵は、悪徳探偵の場合があるので注意しましょう。
配偶者が不倫をしていたとしても、それを許し、元通りの夫婦に戻りたいという心情は分かります。
なので探偵は、不倫相手の身元を洗い出し、不倫の証拠を全力で突き止めます。
さらにその調査業務は完全に秘密裏に行い、調査されている事すら対象者に分からないようにするのは当たり前です。
しかし、そこから先にまで報酬を得て何らかの法律業務に関係してくるとしたら、それは探偵としては違法行為になるので、親身になってくれる探偵と思ってしまうかもしれませんが、そういう探偵には依頼しない方が賢明です。









