被害妄想と探偵
2026年07月11日
探偵事務所は、トラブルの最後の砦のようなものです。
例えば、人探しについてですが、普通、家族が居なくなった、失踪したとなれば、警察に相談します。
しかし、警察がどれだけ真剣に失踪者の捜索をしてくれるかといったら、さほどの事はしてくれません。
これが現実です。
警察内部で、失笑者の情報を共有する事まではしてくれます。
しかし、失踪者の捜索に警官を専属で配置する事はしません。
なぜなら刑事事件ではないからです。
もちろん、なんらかの刑事事件に絡んだ失踪であれば、その刑事事件の捜査の元に失踪者の所在を含めた捜査をするでしょうが、一般市民の失踪について、警察が人員を割いて所在を突き止める事はありません。
なので、なんらかの事件絡みにおいて関係しているのでなければ、警察は、失踪者の捜査は現実にはしてくれません。
せいぜい、市町村の防災放送で、失踪者の情報を市民に伝えて、市民による情報を待つ程度の事しかしません。
となると、心配した家族としては、警察がほぼほぼ何もしてくれないとなれば、最後の砦は探偵という事になります。
ここまでは良いとしましょう。
市民を守る警察が機能していないのであれば、民間で動く探偵に頼むという考えになるのは普通といえますから・・・
これは失踪者を例にとったものですが、これはおかしくありません。
大事な家族が居なくなったのですから、当たり前の反応と言えるでしょう。
なので、探偵側としても、真剣に対応します。
しかし、そうではなく、話を聞いているだけで、辻褄が合わない話をしてくる場合はどうでしょう。
身長が2メートルある二人組の男がいつもつきまとってくるので何とかして欲しいという相談だったら・・・
天井裏に忍者のような者が潜んで、自分を監視しているという話だったら・・・
テレビに出ているタレントが、自分を馬鹿にしてくる態度を取っているので、テレビや部屋のどこかに監視カメラが設置されているので、調べて欲しいという話だったら・・・
どう考えても「えっ?」となる会話ですよね。
まずこの手の話は精神疾患の方からの相談と言って間違いありません。
なので、被害妄想かそれ以上の症状がある人なので、依頼を受けてはいけません。
病気の人をカモにして仕事をしたのでは、違法行為になるからです。
しかし、重症の精神病の方でなかった場合はどうでしょう。
話の整合性が取れていて、探偵との意思疎通も取れているとしたら・・・
前述したようなあり得ないような話ではなく、珍しいとしても、世の中には不思議な事があるものですから、一概に否定ばかりは出来ません。
となれば、調査をしてみて判断するしかない場合もあります。
逆に、探偵が先入観で、相談者を精神病と決めつけるのもどうかと思います。
ここはプロの探偵の経験と心理眼の見せどころにはなりますが、探偵も医者ではないのでなんともいえない部分もあります。
一つ言える事は、精神病の家族がいたとしたら、探偵に電話させないような環境を作る事が大事と言えるでしょう。
精神病の方から依頼を受けて調査をし、料金をもらったら違法行為と言われても探偵側としたらたまったものではないですから・・・









