今年は熱波の年かどうか

2025年06月15日

探偵の天敵は真夏の猛暑です。
寒いのも暑いのもキツイ事には変わりありませんが、真夏の暑さが一番こたえます・・・
冬であれば、防寒着を着込んだり、カイロを使用したり工夫して寒さを凌げますが、夏に暑さを軽減するのは中々難しいものがあります。
一番キツイのは、炎天下の立ち張りと、熱帯夜の車の中での張り込みです。
例えば、喫茶店や飲食店に対象者が入ったとして、店のつくりによっては、調査員は一緒に店に入る事は出来ません。
なので、店から出てくるまで、店の出口が見える場所で張り込むしかないのです。
そこに日影があったりすれば楽なのですが、何もなくてもそこで張り込むしかありません。
最近では日傘を使う事が以前より目立たなくなってきたので、探偵も日傘を持つ必要があるかもしれません。
もちろん、ゴツいオッさんが日傘をさして、同じ場所にずっと居たらそれはそれで目立ってしまいますが・・・
また車での張り込みも、夜間においては、車のエンジンを消しておく必要があるので、当然のことながらエアコンは使えません。
窓を開けておけば虫が入ってくるし、誰も乗車していない状況を作り出しているのに、窓が開けっぱなしでは付近を歩いている近隣住民から不審に思われるし、最近の不良外国人などから車に乗り込まれて強奪されるかもしれません。
となれば、窓は全開には出来ません。
電池式の扇風機や、アイスノンのような凍らせて使用する冷却物を使用してなんとか凌ぐしかないのですが、熱中症になってしまいそうになるのをどうにかこらえる程度になります。
最近では遠隔操作で撮影できるカメラもあるので、少し遠くに停車してカメラを操作しながら張り込むという方法もありますが、あまり長時間になるとバッテリーの交換が必要になり、難しい面もあります。
とはいえ、探偵もプロですから、その他の工夫をこらして、なんとか証拠映像をとらえてくるものです。
その過程には熱中症と対決しながらという苦労があるのが真夏の調査となります。
今年は黒潮大蛇行が無くなるという予報があり、昨年までの夏とは少し気候が変わるかもしれないという予測がたっています。
冷夏になれとは言いませんが、昨年までの夏の猛暑が少しでも和らいでくれるといいなぁと思っている探偵がほとんどではないかと思います。
テレビドラマや映画、漫画の探偵と現実の探偵は全くの別物です。
３ｋどころか５ｋの職業といっても過言ではないでしょう。
探偵に変な憧れをもって業界に入るのならやめておいた方がいいでしょう・・・