これじゃ、浮気もされるだろなという人もいます
2025年03月1日
探偵は、依頼人がお客様です。
お客様は神様という言葉がありますが、それは言い過ぎだと思います。
客だからといって、上から目線の傍若無人の振る舞いをしていいという事にはならないからです。
最近やっとカスハラという言葉が出てきて、いわれのないクレームなどに対しての対処法が確立されつつあります。
探偵社への依頼人にも、そういった自己中心的な考えを持った人もも少なくありません。
ただ、探偵の場合、依頼人はほぼほぼ一見さんで二度と依頼を受ける事がないので、長期にわたるお得意さんという概念がありません。
なので、収益の事を考えて、依頼人と向き合う必要がそれほど無いので、あまりにも常識のない者が依頼人になったり、なりそうになった場合、即刻お断りする事になんら躊躇する事はありません。
これまでに、数々の不思議な価値観を持ってると感じる依頼人がいました。
夫婦で来社して、夫の過去の浮気調査をしてほしいという「ちょっとなにを言っているのか分からない」という依頼だったり、病的に神経質なのがあからさまに見られるような人、浮気調査の対象者、つまり配偶者とその浮気相手の情報、画像やデータを全て捨ててしまってから調査をして欲しいと言ってくるような人、風俗嬢に結婚をちらつかされて、無駄な援助を繰り返し、別の騙されている男の調査をしてほしいと言ってくる人など、数え上げたらきりがありません。
こんなものの考え方、価値観をもって生きていたら、配偶者や交際相手から軽蔑され、浮気もされるだろうなと思いながら話を聞いている事がこれまでに何度もありました。
異常者は、自分を異常と思っていないから、異常な行動を取るので、正常な人から見たら異端でしかないのです。
考え方や価値観程度の事に対して、異常だとまでは言いませんが、世間の大多数が正常だと思う事が正しい事だという認識は原則だと思います。
異常者とまでは言いませんが、変わり者と思われても仕方がない人はこの世には相当数存在します。
そんな人が、浮気されたと言って被害者になったとしても、浮気の原因はあなただろと言いたくなる事があります。
妻も子供も外にレジャーに行きたいのに、家に引きこもってテレビゲームばかりしている夫がいたとしましょう。
自分はインドア派だからそれでいいかもしれませんが、普通の価値観を持った人であれば、自分の価値観だけを通さず、家族の要望も聞くのが調和をもった考え方といえます。
だからといって、短絡的に浮気をしてもいいとは言いませんが、一緒に生活していて「だめだこりゃ」と思うような態度を取り続けられた方の側、探偵にとっては調査対象者側の心理を考えると、どうなってんだこの依頼人は?と思う事もあります。
ある女は、自分よりも収入の低い夫に生活費のほどんどを出させておきながら、甲斐性なしと罵倒し、自分は好き放題の生き方をしていると探偵に向かって悪びれることもなく自慢気に話すのに嫌気がさして、他の探偵者に依頼してくださいと断った事があります。
面談の時に、調査対象者側の目線になったら、なんだこの依頼人は?と思う事があります。
こんな酷い目に合わされたら、別の異性に癒されたいと思うだろうなと思ってしまうのです。
そんな時は、自分の気持ちを大事にして、依頼は受けないようにしています・・・











