検診で潜血と言われたら
2025年02月15日
健康診断は会社員は年に一回受ける事になっていますし、自営業の方には住んでいる市町村から健康診断のお知らせが届くので、受ける方は多いと思います。
その検査結果の中に、検便による潜血の有無があります。
潜血とは簡単に言えば、血便であるという事であり、目には見えない隠れた血液が便に潜んでいるという状態です。
目に見えれば、これは大変だと病院に自ら行くでしょうが、潜んでいる血液は自覚出来ないので、検便によって調べるのでしょう。
検便は二日かけて二回分の採取です。
潜血が+と二つとも出た場合はほぼほぼ出血しているという話で、一回分だけ+だとしても現在の検査精度からいえばなんらかの出血があると見ていいようですが、精密検査をしてみると異常なしという場合も多いようです。
しかし、ポリープがあったり、ガンがあって出血している場合もあるので、内視鏡検査をするべきだという事のようです。
ポリープは取ってしまえば、ガン化するのを防げるようですし、早い段階で検査すれば、大手術になる事は少ないらしいです。
昨年、健康診断を受け、色々調べてみたら、生活習慣病に対する検査結果なのですが、血糖値や肝機能、腎機能も大事ですが、検便も大事だという事が良く分かりました。
内臓の数値は、その大小で、どれ位不摂生しているか、そしてどれだけダメージがあるのかがはっきり分かりますが、検便による大腸の様子については、潜血のプラスマイナスだけなので、精密検査をしないと判別が出来ません。
もちろん、肝機能や腎機能の数値が正常値だとしても、なんらかの病変がある場合もあるでしょうが、かなり少ない確率と思います。
なので、正常値を少し越えたとしても、生活習慣を改善すれば正常値になる事も多いですが、血便が出ているとなれば話は変わってきます。
当然のごとく、要精密検査という検査結果になります。
ネットなどで調べたところ、潜血が出たとしても、特に異常なしという結果も多く、それであれば逆に安心できるので、検査はすべきなのかなと思います。
検査は内視鏡検査でするのが一般的であり、初期の潜血であればポリープが出来ている程度の場合が多く、内視鏡検査の器具で切除出来るので、検査と切除術がいっぺんに可能のようです。
潜血が出ても、検査をせずに何年もそのままにしているとポリープがガン化してしまい大手術になるか、手遅れになる事もあるようなので、検査はすべきなのかなと思いました。
知り合いの会社員は人事部に居るので、会社の検診の結果を見ることが多いとの事で、潜血が出る人は結構居るけど、精密検査に行かない人も多いという話でした。
病気に関しては、考え方が人それぞれだと思いますが、大きな病気になる前に防げるのであれば、防ぐべきだと思います。
なので異常値が出た場合は早めに精密検査を受ける方が良いと感じました。