ハラスメントのハラスメント
2025年01月29日
ここ数年で、〇〇ハラスメントという言葉がうんざりするほど出てきています。
パワハラに始まり、セクハラ、ドクハラ、モラハラ、アルハラ等が代表的ですが、現在においては、これもハラスメントなの?という事までハラスメントとして問題視されるようになっています。
例えば、プライベートの事を聞くのはパワハラになるらしく、同僚や部下との会話は仕事上の内容以外話せないような事態になっている企業もあるそうです。
仕事の休憩の時はまだしも、会社の飲食会の時に、業務の話ばかりしているのは馬鹿げていますし、同僚や部下がどんな趣味を持っているのか、もしも同じ趣味を持っていたとしたら、そこから話が発展していくという事は当然ある事ですので、趣味を聞かれたからパワハラだと宣言するもはいかがなものかと思います。
現状では、特にハラスメントでもない事に、それはハラスメントだという若手の社員が増加していて、上司や先輩社員が怯えながら若手と接している事もあるそうで、全く持ってナンセンスな話だと思います。
これは昔から始まった言葉狩りとも同調する現象だと思います。
看護婦さんと言えば、看護師なので言い直せだの、放送禁止用語が大幅に増えました。
体に障害がある人の蔑称みたいな言葉は言わない方が良いのは当たり前ですが、そうではなく、昔から使われていたそれほど気にしなくて良い言葉まで別の言い回しにしたりするのはあまりにもやりすぎと思われます。
極端な言い方をすれば、現代の魔女狩りのような気がします。
中高年の方たちは、子供の頃から使っていた言葉、そして相手に対する対応等が、悪気も無いのに、悪者にされてしまうのはいかがなものかと思います。
もちろん、セクハラやパワハラは許されるものではありません、それが本当のセクハラやパワハラなのであれば・・・
しかし、拡大解釈をして、セクハラだのパワハラだのとしてしまうのは、本当に生産性のある事なのかという気がします。
電車やバス等の公共交通機関での痴漢行為は許されるものではありません。
しかし、許されざる行為を逆手にとって、痴漢冤罪が増えてきた時期がありました。
確かに痴漢行為をする者は自分の勝手な欲望を満たす卑劣な行為です。
その卑劣な行為をしてもいないのに、痴漢されましたと言われ、証拠も無いのに自白しなければ逮捕拘留の上、起訴されて前科者になると言われてしまう司法のやり方は変えるべきです。
科学が進んできた現在においては、どのような痴漢行為をされたのか被害者を問いただし、手で触られたというのであれば、被害者の衣服の繊維片が加害者の手に付着しているかどうかの鑑識を頼むと良いという対応が推奨されています。
痴漢など全くする気もない男性は大多数なので、列車に男性専用車両を作るべきだと思います。
そして男性と同じ空間に居たくないのであれば、女性専用車両があるのですから、なるべくそちらの車両に女性は乗るべきです。
話はそれましたが、あらゆる行為がハラスメントと言われてしまうようなギスギスした時代になりましたが、明らかなハラスメント以外は、ハラスメントではないという風潮を作って、軌道修正しないとおかしな世の中になっていってしまうような気がします。