芸能界の闇は根深い
2025年01月10日
ある元アイドルのスキャンダルで、テレビ局が騒然となっているようです。
テレビ局といえば、ニュース報道以外にもドラマやバラエティなども放送し、芸能人との関わりはとても大事です。
また、民放の場合はスポンサーとの付き合いも大事であり、これ無くして民放の経営は成り立ちません。
さらに、スポンサー企業との間で動く広告代理店が間を取り持ち、CMに関する調整をしているようです。
ドラマやバラエティ、CMに起用する芸能人は個人事務所の場合もありますが、多くは芸能プロダクションに所属しているので芸能プロダクション事務所も民放放送局とは深い関わりがあるでしょう。
今では表立って出てくる事は無くなりましたが、一昔前までは反社組織がこれに加わり、特に地方での芸能に関する仕事においては、みかじめ料的なものを支払ったりして興行をスムーズに進行させていたようで、こちらも深い関わりがあったようです。
これらが芸能界に関係する団体の大枠ですが、さらに細かい関係者もいる事でしょう。
反社との繋がりがあると、暴対法等に触れてしまうという事で、芸能界や放送局は一切関わりがないという前提となり、今では表向きだけではなく、実際に関係を断っているように見受けられます。
格闘技系の興行には反社が付き物なので、切っても切れない関係があり、放送局ではどうにも出来ない為に、現在ではボクシングでさえ放送しなくなってしまいました。
格闘技のプロモーターと反社との繋がりがこれまでにも幾度も出てきて、金銭トラブルや逮捕者まで出るようなトラブルの報道が度々見受けられます。
一世を風靡した立ち技格闘技の興行主も警察のブラックリストに載っていたようですが、逮捕容疑は脱税でした。
また芸能関係者においては、日本人ではない者も多く存在し、芸名でごまかしてはいますが、帰化していなければ在日外国人という事になります。
こういった複雑怪奇な業界で、一見クリーンに見えるのが民放放送局ですが、この関係者達と密接に取引するのであればキレイ事だけではやっていけないのが実情でしょう。
何十年も前ですが、華やかな芸能関係に憧れた人が、芸能事務所の役員をしている者から、芸能界なんて汚れた所に入らない方が幸せだと言われているのを実際に聞いた事があります。
何年か前にハリウッドスターの女性たちが性被害を受けた事を告白するミートゥー運動というものがありました。
海外でもあるのですから、日本にもあるのは当然といえば当然ですが、放送局が自局の女子アナを守れないというのは、海外での事例があっても改善する気が無いと言われても仕方がないと思います。
今回の元アイドルのスキャンダルは、多くの性被害を受けてきた芸能関係者や放送局の職員が過去にどれだけ存在していたのかという問題提起にもなるでしょう。
ある人気のあった元女子アナは、会社の飲み会等には全く出ず、懇意にしている同僚もおらず、人気絶頂の時にフリーになったのを記憶しています。
もしかしたら、性被害に遭わない為にしていた行動なのかもしれません。
なんにしても、年末年始から騒がれている大御所芸能人のスキャンダルは、芸能界全体に蔓延るものであり、ごく一部の話ではなく闇は深いのは事実であると思われます。