言いたいことが言えないこんな世の中では
2024年10月9日
日本の総理大臣が変わりました。
言葉は悪いですが、世間では「増税クソメガネ」と呼ばれた岸田前総理が、自分の気の済むような期間総理大臣を務め、あとは知らんと次の総理に引き継いだというような感じがします。
どうせやりたい事やろうとしても、国のトップなのに自由が利かず、官僚の言いなりでしかないお飾り総理なら、みっともなく辞めるのではなく、自分からスパッと辞めたって事でしょうか。
なんやかんや、多数の総理候補が名乗りを上げ、決選投票にまでなり、念願かなって「石破総理」が誕生しました。
何代も前の総理に遡って、総裁選に敗れてきた石破さんですから、それこそ望みが叶ったというところでしょうか。
これまでも今回の総裁選でも、国民には国民がやってほしい政策をやると宣言し、耳障りの良い言葉を並べ立て、石破さんを応援する人も多かったのではないでしょうか。
実際は高市さんの方が多かったと思いますが、またもや議員票で落とされるという、石破総理自身が過去に味わった無念を高市さんに味合わせて勝ったような形でもあります。
とはいえ、自民党員外の無党派層には石破支持の人も相当数居たのも事実だと思われ、期待をされていたのも事実でしょう。
それが、それがですよ、総理になった途端に、自分の意志とは無関係な力が働いているのか、自分の理想とはかけ離れたことをやり出そうとしているように見受けられます。
どこからどう見ても、言いたい事、やりたい事を抑えつけられている感じがする人は多数いらっしゃるのではないかと感じています。
つまり、日本の総理大臣とは、単なる名誉職であり、自分が考える国家観を率直に言える役職ではなくなっている、いや昔からそうなのかと思わざるを得ない状況です。
テロで亡くなられた安倍元総理位でしょうか、バランスを取りながら、自分のやりたい政策をそこそここなしてきた総理大臣は。
亡くなった途端に、最大派閥の安倍派は裏金問題を取り上げられ、空中分解となり、派閥自体が消え、他の派閥まで表面的には消え、麻生派だけが残っている状態です。
自民党内一の嫌われ者の石破さんが総理になれたのは、自由自在に扱える総理だと判断されたのではないかと睨んでいます。
高市さんでは、自己主張を貫いてしまいそうなので、最後の最後は傀儡政権となってくれる者を総理にしたような気がします。
そんな言いたい事を言えないような総理大臣が国家を運営して良いのか、この先の日本がどうなるのか心配になってきます。
言いたい事を言ったら下手したら暗殺される恐れもありますが、命をかけられないなら総理にはならなければ良いだけですし、ハニートラップや違法な金の授受などが表に出されるのが嫌で裏の勢力からの指示に従うだけの総理であるならば、何の為に総理大臣になったんだと言いたくなります。
確かに総理大臣になれば、一般代議士と違い、歴史に名を遺す事にはなるでしょう。
そんな死んでからの名誉を得ようとして総理になったのなら最低の人間です。