浮気調査は証拠を積み上げていくもの
2024年10月1日
一回の浮気調査で、浮気の証拠と、浮気相手の全素性が判明することはかなりの低確率となります。
運の良い場合は、浮気の証拠+浮気相手の使用車両とそのナンバー情報、浮気相手の住居まで判明する事はありますが、あくまでも最高の調査環境だった場合の話です。
浮気相手の住居が判明しても浮気相手の勤務先や家族構成等まで判明させることはほぼほぼ不可能となります。
一般的な調査環境の流れとしては、浮気相手が不明だった場合、対象者である配偶者が浮気相手と出会う所からの証拠撮りが始まります。
これですら、指定した調査日に対象者が動いてくれないと空振りになる事も多々あります。
まず調査日に浮気をしてくれるという事が運がいいといえるのです。
地方の調査において、浮気相手と出会う場合、どこかの駐車場などでの待ち合わせとなります。
ほぼほぼ隣り合わせで車を停めて、どちらかの車に乗り換えるという事になりますし、ほとんどの場合、男性の車に乗り換えます。
対象者が夫だった場合、浮気相手は女性が来ます。
そして配偶者の車に女性が乗り込み、ラブホテル等に移動します。
対象者によってはそのまま車の中での不貞行為となる場合もあります。
ここで、車で来場した浮気相手の車の情報が得られます。
車種と車のナンバーの全容が判明しますので、借りた車でなければ、ほとんどの場合車の使用者と浮気相手が一致しますから、住所氏名は判明したも同然となります。
この車のデータを得た後は、対象者の車の尾行となり、ラブホテル等へ入っていく所と、出てくる所の映像の取得をしますが、入るところまで撮れるとは限りませんが、それ以前の車に浮気相手が乗り込む所を押さえておく事により、車に同乗しているという認識になります。
そして、ラブホテルから出てくる所は張り込みを継続して撮影しますが、これは対象者の車がラブテルにあるので、待っていれば数時間で出てきますから、なんらかのトラブルが無ければ撮影は高確率で可能といえます。
その後は待ち合わせに使用した駐車場などへ可能であれば全速力で先回りし、対象者の車から降りて浮気相手が自分の車に乗り換える所を撮影します。
二人が別れた後は、浮気相手の車の尾行となり、成功すれば浮気相手の居住先が判明します。
前述したように、ここまで出来れば調査は大成功と言えます。
しかし調査環境によっては、ここまで順調に調査が進まない事もあるのも事実です。
依頼人様がGPSを配偶者に取り付けているので、行先は逃す事はないと高をくくっていると、GPSの妨害電波を出しているラブホテルに行かれてしまったとか、GPSの性能が低い機種だった為に検索結果が出るのに時間がかかり、電波が届かないような場所に行かれてしまった、例えば鉄筋コンクリート造りでシャッターが閉まるような電波が届かないような場所、携帯電話の基地局すら無い秘境のような場所に行かれてしまった場合、ターゲットをロストしてしまいます。
また、あまりに変則的な運転をする対象者だった場合、尾行が不能となる事もあります。
猛スピードで、信号も無視同然の走り方をするような対象者だった場合、調査車両も同じような走行をする事はあまりに危険なので尾行は不能となります。
この他にも、実際に調査をしてみると様々な障害に突き当たる事は多々あるものです。
しかし、粘り強く何度か調査をしていくうちに、段々と証拠が積みあがっていくものです。
調査環境があまり良くない案件だからといって諦めずに、調査を続ける事が証拠を得るのにはとても大事です。