堅い仕事の人ほど私生活は乱れる場合がある
2024年09月28日
昔から、宴会の席で質の悪い職業はと言われると、教師と警察官、公務員の類と言われてきました。
いわゆるお堅い仕事をしている方々です。
これには同情する余地もあるかとは思います。
教師の場合は、毎日生徒と向き合っていますし、保護者とも接しなけらばならず、教育者として見本となる人間を装う必要があります。
警察官においては、法を守る番人ですから、自分自身が無法な事、モラルに欠ける事は出来ませんから、常に自分を律する日々が続きます。
これらの公務員全般における事ですが、公務ですから、一般市民との折衝などが仕事となる部署は多分にあり、権力を持った者としてそれなりの対応を求められる仕事であるのは間違いありません。
教師、警察官、僧侶や神官などにおいては、聖職者などと言われる職業ですからなおさらなのは言うまでもないでしょう。
そんな日々を過ごしている中で、最近ではあまり聞かれなくなりましたが、宴会での無礼講などという風習により、酔っぱらって乱れてしまうのは、日々律している精神状態からの解放なのでしょう。
正直、そんな羽目を外した状態を見たとしても、酒の席だからという、この場だけは許してあげようという優しい気持ちが昔はあったような気がします。
普段頑張っているんだから、ここでちょっと乱れたとしてもそこは許してやろうと思うのは人として大事な心情だと思います。
ただ、近年においては、そのような感情は薄れ、飲み会、宴会の類も少なくなり、皆でコミュニティを共有するという場が減ってきています。
個人の権利を優先するという時代になってきているのでしょう。
それ自体は問題ないと思います。
仕事をきっちりやり遂げて、成果を上げているなら、仕事以外にまで付き合いを求められるのは嫌だという気持ちは良く分かりますし、昔からそう思っていた人は相当数存在していたと思います。
しかしそれを許さない風土があり、例えば宴会でビールが飲めない、さらには酒が飲めない人にすら、最初の乾杯はビールでという場を何度も見てきました。
今でこそ、ノンアルコールビールやその他のノンアル系の飲み物が散見されるので、下戸や苦手な酒を無理に飲むことを強制されることも減っています。
こういった個人を優先することは程度にもよりますが、さほど問題ではないと思います。
しかし、酒の席で乱れるのならまだしも、酒も何も関係なく乱れているお堅い職業の人が散見されるのが探偵目線での近況です。
糟糠の妻の助けによってなんとか住職になれた坊主が、若い女と不倫に走るとか、事故で一生障害者になりそうだった妻を見捨てて同僚の年上女と不倫の関係を続ける公務員、学校の体育教官室で不貞行為をはたらく男女の体育教師など、探偵をしていると固い仕事をしている者の信じられないような乱れた行為を目にすることになります。
これらは、普段自分を律している者が飲み会のいっときに羽目を外したのとはレベルが違う行為です。
公務員でなくても、病院関係者の不倫も多く、極少数の男性看護師を奪い合いしているという病院もあるという事実も探偵をしていると目の当たりにします。
堅い仕事=聖人君子ではないという現実を知らないで結婚すると、その後に痛い目をみることになる可能性があります。
仕事だけで選ぶのではなく、人間性を重視してほしいものです。