蜂に注意の秋の張り込み
2024年09月11日
一昔、いや二昔でしょうか、九月も半ば近くになれば暑さも和らいできたものでしたが、近年は九月いっぱいは真夏と変わらぬ暑さの様相になっています。
さすがに朝晩は八月よりは少し涼しくなってきていますが、日中は変わらぬ暑さです。
昔は夏休みも終わりに近付くと、少し涼しく感じられたものですが、やはり温暖化が進んでいる証拠なのか、季節感が異常になってきています。
九月いっぱいは三十度に達する日がほとんどだと諦めるしかないのが現状といえるでしょう。
という事は、秋の季節は十月になってから感じられるはずですが、十月もそれほど涼しくならなかったここ数年を思うと、秋が無くなって夏からいきなり冬になるような感じすらしてしまいます。
そんなこれからの秋ですが、従来の秋の時季は夏と変わらないようなので、蜂の活動期もずれてきているようです。
蜂の種類にもよりますが、危険なスズメバチの仲間のほとんどは、秋に新しい女王バチが生まれ、先に生まれていた蜂たちは巣離れをして別の場所に移動します。
そして新しい女王バチの巣を作る為に働きバチが活動的になり、真夏よりも秋の方が蜂を見かけるようになります。
この時期は新女王バチを守る為に働きバチは攻撃的になっており、巣の近くは元より、飛んでいる蜂にも近付かないほうが無難です。
蜂は基本的に日中しか活動しませんが、ごく一部には夜間でも活動している種類の蜂も存在しますので、油断は出来ません。
そんな蜂たちと出くわす秋の季節ですが、これまではさすがに十月も後半になってきて、気温が下がってくると、蜂も活動出来なくなり、女王バチ以外は死んだりしていなくなります。
大きく育ったハチの巣も巣離れした後になるので、中身は空っぽになり、巣の駆除も防護服無しでも可能に近くなります。
まぁ冬まで待った方が無難ですが・・・
そんな危険な蜂とどうしても近付かなければならないのが、地方の探偵です。
探偵の張り込み場所は対象者からは見られない場所を選ぶので、森の中やガサ藪の中を張り込み場所とする場合があります。
蜂の巣も、なるべく雨風が凌げて、人間などに見つからないような場所に存在します。
つまり、探偵の張り込み場所と共通する場所に蜂の巣がある可能性があるという事になります。
なので、夏から秋の終わりにかけての張り込みは、事前に下見をしておき、藪の中などに入るような調査環境だった場合、蜂の巣の有無を確認しないと命にかかわる事になるので、これからの季節はさらに下見が重要となります。
蜂の駆除業者と先日話す機会があったのですが、今年は例年よりもスズメバチの出現が多く見られるとの事です。
一般の方も、木の近くやあまり近寄っていない建造物の壁や軒下などに近付く時は蜂に気を付けましょう。