怪しい車のナンバーの割り出し
2024年09月4日
家の周りに停車している不審な車を最近良く見かける。
自分の駐車スペースに勝手に停めている車がある。
私有地に停めたり、住宅街に停めていたりして、邪魔で交通の妨げや危険性があるなど、多様な理由から、車の使用者を割り出して、苦情や損害賠償、又は被害届を出したいが、車のナンバーだけでは誰の車なのか分からないという場合、使用者の不特定という事で何も出来ないと思われます。
正当な理由が無いのに、私有地や借りている駐車スペースに停車する行為は、違法行為ですから、警察に通報してレッカー移動してもらうという手もありますが、民間の場所での事案と言うことで、民事不介入で警察は介入出来ないと判断される場合があります。
警察は民間の紛争には関わらないのが原則ですから、一理ありますが、法律の解釈は色々で、警察官によっても判断が別れる事が散見されますので、とりあえずは警察に相談してみるのが適切だと思われます。
その場合、現時点で不法に停車している車があるのなら、現行犯として110番で警察を呼んでみると良いでしょう。
ただ、どれだけの時間停車しているのか、短時間なのか、ここ数日だけなのかによっては、警察は現場には来てくれないと思った方が良いでしょう。
これも警察によって対応はまちまちなので、一週間ならダメなのか、一か月なら良いのかのさじ加減は、わかりかねます。
ただ、間違いなく二、三日程度の事案であれば、もう少し様子を見ましょうという事になるかと思います。
どこまでが悪質とみなされる長期の無断駐車となるのか分かりませんが、私有地の無断駐車という事では警察は動きませんから、不法侵入という別の法律を使う事になりますが、これもあまり適用されないのが現実です。
とすればどうするのかと言いますと、これが最善とは言いませんが、車の使用者を特定し、法に訴えるという方法があります。
これは弁護士などの法律家に相談して解決する事になりますが、裁判費用や弁護士費用等の金銭が発生しますので判断が別れると思われます。
この場合において、使用者の特定がなされていないと訴える相手が分からないという事になりますから、いくら弁護士だといっても知らない相手を訴える事は出来ませんから、どうしようもありません。
なので、ナンバープレートの全ての文字を写真に撮っておきましょう。
メモでも良いですが、書き間違え等がありますので、写真の方が間違いありません。
日付が入った写真ならなお良いですし、どれほどの期間迷惑を掛けられたかの証明にもなります。
ナンバープレートの全ての文字が分かれば、使用者を判明する事が出来ますので、使用者が判明したら法律家に相談しましょう。
いきなり弁護士ではなく、行政書士や司法書士に相談して、車の不法駐車について裁判を起こすという内容証明郵便での書面を相手に送り付けるという手もあります。
結論から言えば、迷惑駐車の車の使用者を特定するのが大事だと言う事になります。