台風等の自然災害時の調査について

2024年08月17日

緊急の調査を依頼される方もいらっしゃいますが、通常は、あらかじめ調査日を選定して調査に入るものです。
その場合、台風の季節等は、調査が不可能になる場合、調査をしても無駄に終わる場合があります。
不可能な場合というのは、昨日のような950hPaという超絶な強さの台風が接近しているような場合です。
これは、証拠が取れても取れなくても調査してほしいと言われても、調査は不可能となります。
なぜなら、調査をしても証拠が取れない可能性が高いのと、調査員の命に関わる事態になるからです。
公共交通網等も、事前の天気予報により、猛烈な台風等の危険性があれば、運行を中止するのが当たり前ですので、探偵においても同じだと言う事です。
調査は不可能ではない程度の自然災害の場合でも、大雨が降っていれば、カメラと対象者の間に雨のカーテンが掛かっている状態になり、不適正な画像しか撮れないので、調査をしても無駄になってしまう事が考えられます。
また、自然災害が起きそうな時には、不倫カップルもわざわざ会う事も無いという考えになりますから、調査をしても空振りになる事は大いにあります。
という事で、台風や大雨、大地震、その他の自然災害や人為的な大紛争等が起きた時等には、調査は中止する事になる、又は中止すべきといえるでしょう。
以前、冬の時季の調査で、大雪が降ってきたので、今日の調査は中止とすると依頼人に伝えましたが聞き入れてもらえず、調査を決行したのですが、調査対象者は全く動かず、調査員を危険にさらしてしまった事があり、悔やまれます。
それ以降、調査のプロの意見を聞かず、どんな危険な状況、どんなに無駄な状況でも調査をしてほしいというアホな依頼は断る事にしています。
金さえ払えば自由自在に探偵を操れるとか、客は神様だとか思っているような人間とは取引出来ませんので・・・
この事例の時も、通っているスナックの外人ホステスに入れあげた禿げた中年男からの浮気調査でしたが、結婚しているわけでもなく、単に短期間自分の家に泊まっていたというだけの話であり、ホステスさんが内縁の妻にでもなったかのような勘違い案件でした。
本来であれば、断るべき調査でありましたが、ストーカーになるような気配が無かったので、依頼は受けましたが、大雪の中でも調査に行けと言ったり、その後の対応についても非常識な対応をする依頼人でしたので、このような人物からの依頼は二度と受けないという方針にした次第です。
という事で、自然災害はどうしようもないので、その日に調査の予定が入っている場合は、予定日の変更をし、次回に期待すべきとなります。