自分で行う浮気調査の限界
2024年01月26日
配偶者の浮気調査を探偵に依頼するには予算が足りないとか、お金がもったいない等という理由から自分自身で調査をされる方もいらっしゃいます。
確かに、自分で浮気の証拠を得る事が出来て、調査完遂したとすればこれに越したことはありません。
そして現実にそれが可能だった例も事実存在します。
ただこれは、運が良かったとも言えますし、綿密に探偵の技法を研究し、それを実践した場合とも言えます。
運が良かった場合については、まだ調査対象者である配偶者とその浮気相手が無警戒である時期だったり、そもそも警戒心の無い対象者だったという事が挙げられます。
対象者が警戒している場合は、プロの探偵でも調査は困難になりますので、まだ無警戒のうちに調査が出来たというのはとても運が良かったといえるでしょう。
また、調査をした日に配偶者が浮気をしてくれなければ証拠は取れませんので、調査にのぞんだ日が浮気した日と合致したという幸運もあるでしょう。
さらには、プロの探偵でなければ中々難しいような調査現場の環境ではなく、割とスタンダードな調査環境であった場合も運が良かったといえます。
なので、これらが重なって運よく浮気の証拠が取れるというのが現実なので、あまりお勧めは出来ません。
というのは、上記のように運よく配偶者にバレずに調査が完遂すれば良いのですが、途中で調査がバレてしまった場合、その後の調査が不可能となる可能性が大だからです。
配偶者に浮気調査をされていると気付いてしまった対象者は、巧妙に動くか、警戒して浮気を一旦中止するか、とりあえず証拠をつかませない動きをしだします。
となると、身の回りに存在している他人全てを疑ってかかるようになりますから、対象者の視界に入る事が出来なくなります。
対象者からは見えずに調査員からは見える場所を探して調査するのはプロも行っている技法ですが、現場によってはそんな都合の良い場所が存在しない事も多く、対象者の視界に入らずにカメラを回す事が出来ずに、ある程度接近するしか方法が無いという場合があります。
一度であれば、偶然そこに居た人と思われるでしょうが、場所を移動してもまた同じ者が現れたら、怪しまれるのは間違いありません。
このような現実やプロの技法を学び、自己流を駆使して調査を完遂させる人も極少数いらっしゃいますが、前述したように成功するのはマレです。
なので、証拠が取れずに調査がバレてしまった時のリスクが高いのと、調査が成功する確率が低いという現実を考慮すると、自分で行う調査は確率の低い賭けとなります。
という事で、尾行や張り込みを伴う現場での調査はあまりお勧めできません。
自分で行える調査の限界は、配偶者の行動パターンのデータ収集や、パソコンやスマホの覗き見(これも見つかるリスクがある)、車のナビの走行軌跡のデータや、ドライブレコーダーのデータの収集などに抑えておいた方が安全です。
また、ごみ箱に捨ててあるゴミの中にレシートやチケット等が無造作に捨ててある場合があるので、配偶者の捨てたゴミの確認も有効です。
これらのデータ収集までが自己調査の限界といえます。
そしてこのデータは、プロの探偵に依頼する時の大事な調査資料となります。