結婚前調査はやめました、HPも後に修正します。
2023年11月27日
結婚前に、結婚相手の調査をする依頼は昔からよくある探偵や興信所の業務の一つであり、主に興信所と名乗っている所が多く受件していたように思います。
今では探偵も興信所も違いが無い所ばかりになりましたので、興信所と名乗っている所は少ないようです。
そんな結婚前調査ですが、ある他所の探偵事務所が、結婚の当事者に訴えられて、探偵をやめたという話を同業者から聞いた事があります。
結婚前調査とは、結婚相手の身上調査のようなもので、家族構成や学歴、勤務先などをはじめ、性格や借金の有無、別の異性との同時交際の有無、その他もろもろを調べるものです。
この中に、昔は被差別部落出身かどうかの調査が含まれており、差別を助長するという事で、現在のほとんどの調査会社は調査内容から除外しています。
こういったタブーに触れてしまった探偵が訴えられたのかどうかは詳しくは聞けませんでしたが、依頼人に包み隠さず報告したところ、破談になり、なぜ秘密にしていた事がバレたのかと相手側から問われた時に、依頼人が探偵に依頼したと言ってしまった事により、訴訟をおこされたとのことらしいです。
この話を聞いた時に、依頼人の結婚後の未来を守る為に、心中するような目に遭うのは馬鹿らしいと思い、結婚前調査は業務から外す事にしました。
なので、ホームページにはまだ掲載されていますが、後に修正し項目を削除する予定ですので、当社では扱っておりません。
とはいえ、結婚前の調査はとても大事ではあるとの認識ではあります。
何故なら、まさに結婚後の未来がかかっている調査だからです。
結婚相手の言っている身の上話が本当なのかどうかはとても大事な事です。
全くのでたらめ話だった場合、結婚詐欺の可能性が高く、高額なお金をむしり取られて逃げられるという被害から身を守れます。
また、本当に結婚に至ったとしても、結婚後に離婚歴が発覚したとか、別に子供が存在したりしたら、一大事となります。
近い親族に反社会的な者が存在したとしたら、金の無心に来られる事や危険な目に遭遇する事も有り得るでしょう。
差別だと言われますが、遺伝病を持っている、又は遺伝病ではなくとも治らない持病を持っている事を隠しているなどは、調べられたくなくとも、自分から告白しなければならない事です。
これを隠して結婚してしまおうとするのは、結婚相手の明るい未来を自分のエゴで奪い取るようなものです。
現実にそういう人が存在するから、探偵の出番となっていたのでしょうが、自分で探偵を巻き込んでおいて、真実を知ったら、探偵がやった事と責任転嫁されたのでは割に合いません。
が、他所の探偵社は、どんな調査でも引き受けるという方針の所もありますので、どうしても調査したい時はそのような探偵社を選ぶとよいでしょう・・・