古い家屋の屋根裏に作られる蜂の巣に注意
2023年06月9日
地方の古い自宅の話ですが、先日の大雨が降った日時と同じくして、家の二階の一室に雨漏りのような跡があり、以前に瓦の工事をしてもらった業者さんに雨漏りの実態調査をして頂いたところ、雨ではなく蜂の巣からハチミツが漏れ出し、それが天井から落ちてきているという事でした。
確かに不自然な液体であり、水のようなサラサラではなく、ドロドロしており、色もハチミツのような黄色っぽい色で、屋根工事をした時の接着剤が溶け出したのかと推測したのですが、何年も前の工事だった為に、可能性は低いと思っていました。
昨年の夏から秋にかけて、家の中にミツバチのような蜂が入り込む現象が起きていたのを思い出し、もしかして蜂の巣が屋根裏にあって、その蜂の巣からハチミツが垂れてきているのでは?という可能性も家族と話していました。
可能性としては、工事に使った化学製品か蜂の巣の二択ではないかと思っていましたが、蜂の巣の方でした。
幸いにスズメバチの巣ではなく、さらに活発に活動し始める少し前の季節という事で、屋根屋さんの方に見に行ってもらう事が出来て原因が分かったので対処する事が出来そうです。
屋根工事の業者さんによると、古い家屋の屋根裏は、密閉されていない事が多く、虫や小動物が入り込むような隙間があり、ハクビシン等が入ってしまうのもこの為だという事のようです。
蜂程度の大きさならいくらでも入ってしまえる為に、蜂の巣を作られてしまうのは当然といえます。
家の中に蜂が何匹も飛んでいるような現象が見られたら、天井裏に蜂の巣がある可能性があるとみていいでしょう。
蜂が活動的になるのは夏前から晩秋なので、この時期の前に駆除をしてしまうか、既に真夏になっていたら冬になるまで待つしかありません。
冬になれば女王蜂以外は死んでしまいますので、蜂がブンブン飛び回る事はなくなります。
いわゆる巣立ちという現象で、翌年は別の巣を作るという習性があるようです。
しかし、冬を待って活動が止まるのを待っていたのでは、巣がどれだけ大きくなるか分かりませんので、発見した時点で専門業者に駆除してもらう方がいいと思います。
夏から秋にかけて、探偵が張り込みをする時、がさ藪の中に潜む事があります。
刺したり噛んだりする昆虫や蛇のような危険生物には注意を払って業務に望むので、被害に遭った事はありませんが、まさか自分の家にハチミツが垂れてくるほどの蜂の巣が出来ているとは思いもしませんでした・・・