性善説が通じない者が世の中に居ると言う現実を知る意義
2023年02月1日
「人を見たら泥棒と思え」や「貧すれば鈍する」など、善人と思っていた人が、とてつもない悪党だったという現実は、これまでの歴史を振り返っても数限りなく出てきます。
人を疑うという行為を下品と思う方が相当数いらっしゃる世の中ですが、そんな考えでは、いざ、自分自身が悪党からのターゲットになってしまった時には草食動物のように狩られてしまいます。
日本は法治国家です。
また先進国は、ほぼ全て法治国家ではありますが、司法が全てを解決してくれるわけではありません。
アメリカは銃社会と言われており、銃の乱射事件が度々起こり、見るに堪えない惨劇がニュースで報道されます。
しかしどうでしょうか、力の無い女子供、老人が若い屈強な者に対峙するのには無手、つまり丸腰で対抗できるかといえば、それはまず無理でしょう。
日本や他の銃器をほぼ完璧に制御している法律があり、それを実践出来ている国においては、銃の乱射やその他の凶悪犯罪は欧米よりは少ないというのは分かります。
ただ、それだと最近問題になっている強盗事件などにおいて、高齢者などや武力を持っていない一般市民が、悪党の手により資産を奪われたり、最悪命まで奪われているという現実もあります。
こういった強盗事件の中に、日本刀を持っていた家に入った強盗は、被害者から日本刀にて返り討ちに遭い、逮捕されました。
大きな話になれば、国家間の安全保障においても、手を出して来たら返り討ちに遭うという状況を作り出す事により、紛争が起きずにいるという事は間違いない事です。
現在発生しているロシアとウクライナの戦争も、過去にウクライナが核を放棄させられた事によって、軍事侵攻されていると言っても過言ではありません。
ウクライナが、迎撃用にしか使わないという前提で核を放棄しなければ、ロシアは侵攻出来なかった可能性はかなり高いといえるでしょう。
西側も、過去にウクライナに核を放棄させてしまったという現実から、ウクライナを守るしかなく、世界中にこの戦争の悪い景況が波及しているというつまらない実態があります。
これは国家間の話ではありますが、どんな国家の一市民でも、市民同士の理不尽な紛争は発生しています。
そしてそれは、性善説をもって生きている人達にとっては、被害者にしかなり得ません。
それで最悪命を落としてしまっても「人の性善なり」と言えるのかと言えます。
確かに善の心を持って生きている人は相当存在しています。
しかし、その逆に悪の心を持って生きている者も存在しているのです。
それらに対抗するには、それなりの防御をしておく必要があります。
戸締りは元より、さらなる防犯装置を設置する事、防犯カメラ、そしてそれも突破されたら、正当防衛が出来る武力も備えておく事は重要です。
日本は、海外の国よりは確かに安全で平和ではありますが、凶悪犯が居ない訳ではなく、現時点において、それが多数発生していると言う現実を考慮し、殺伐とした犯罪から自己を守る手段を考える時代に来ている事を認識しましょう。