今年も年末になり、御用納めとなりました。
2022年12月29日
官公庁は昨日から御用納めとなったと思われますが、民間企業は今日からが多いのではないでしょうか。
また、サービス業などでは、御用納めという言葉すら無いかもしれませんので、公務員や一般企業での話として御用納めという言葉があるのかもしれません。
探偵にとっても、世間一般での休日というものはありませんので、御用納めという概念は無いといっていいでしょう。
ただそれは三年前までの話であり、新型コロナの蔓延が始まってからは、官公庁や一般企業と一緒に休むようになるほど仕事は減っています。
浮気調査が大多数を占める業務である探偵業界においては、コロナが流行っている状況で命をかけてまで不倫をする人が減ったのではないかと分析しています。
水商売の女性と不倫しようとしている男性においては、夜の街に行かなくなれば、不倫をする事も出来なくなります。
リモートワークになってしまった仕事の場合、残業や飲み会等と言う嘘をついて不倫をする事も出来ないでしょう。
このように色々な要因があるとは思われますが、コロナ前よりは不倫をする人の絶対数が減っているのは間違いないと思います。
これは善悪でとらえれば、とても良い事ではありますが、探偵にとっては死活問題でもあります。
だからといって、どんどん不倫をしてくださいと言っているわけではありません。
世の中の犯罪が無くならないように、不倫も永久に無くなる事はないでしょう。
そして、その解決の助力をしているのが探偵という仕事です。
これまでは、クリスマス前後や年末にかけて、探偵はかき入れ時でした。
しかし、コロナの流行からはこれまでの概念は失われてしまいました。
世間と同じように、クリスマスを楽しみ、御用納めも官公庁と同じ日に出来るようになりました。
ある意味、新鮮な感覚でもあります。
家族でチキンやケーキを食べている時に、寒風にさらされて張り込みをする事もなく、世間と同じように年末に大掃除が出来て、正月にかけての買い出しも出来る。
これが普通の生活だったのだと再認識出来たと思えば、探偵稼業を始める以前の感覚を取り戻せたともいえます。
コロナもそろそろ終息に近付いていると思います。
コロナ禍の期間のサービス業は大変な時期でありましたが、耐えに耐え抜いて生き延びてきたのであれば、コロナ禍において、普通の生活を味わいながら、元の生活に戻れる時の骨休みと思い、御用納めという本来探偵には無い体験を楽しみたいと思います。