証拠取りのカメラと防犯カメラの違い
2022年12月22日
近隣トラブルの証拠や、モロに犯罪行為を受けた事を記録するのには防犯カメラは有効です。
また文字通り「防犯」にもなる為に、犯罪を起こさせないという効果もあります。
ただ死角もあり、カメラの画角、つまり撮影できる映像の幅内に犯人が入ってくれないと、撮影は不可能になります。
死角を無くすほどのカメラの数を取り付けると膨大なカメラの数になり、録画機の数もそれに沿って多くなります。
多くは4台のカメラに一台のレコーダーというセットが一般的ですので、カメラ4台ごとにレコーダーが増えていきます。
最近では安価な防犯カメラも販売されていますが、安いものは海外製ですぐに壊れてしまったり、保証が充実しておらず、安物買いの銭失いになってしまいます。
ただ、カメラやレコーダーは、家庭のテレビ等と同様に消耗品ですし、24時間稼働している事から、テレビよりも消耗は激しく、一流メーカーのカメラでも5年以上持てば元は取れていると言われています。
なので、最高級の防犯カメラのセットを設置したからといって、特別に長持ちするという訳ではなく、どの程度のグレードを選ぶかは自分のさじ加減と予算に関わってきます。
そんな防犯カメラですが、本当に嫌がらせ行為や犯罪行為の証拠が取りたいのであれば、あまり役には立ちません。
犯人が、もはや破れかぶれの心境になっていて、防犯カメラ等は無視してくるのであれば問題ありませんが、防犯カメラが設置される事により、犯罪行為が止まってしまう事も多々ありまして、これまでに受け続けた嫌がらせや犯罪行為に対しての責任を取らせる為には犯行を止めさせるのではなく、継続させなければ証拠は取れません。
という事で、被害に遭っているという確たる証拠を取りたいというのであれば、防犯カメラではなく秘匿カメラが有効です。
探偵も主に使っているのは秘匿カメラの類であり、これによって依頼人様の望まれる証拠を確実に得ているというのが現実です。
探偵の場合、現場に会わせて自作した秘匿カメラを使用してプロの技が発揮されますが、一般の方においても、現在では色々な秘匿カメラがネットにあふれていますので、購入が可能です。
探偵を使えば間違いない証拠を得られますが、予算に余裕がないような場合は、自分で秘匿カメラの設置をして証拠を取ってみましょう。
その場合、秘匿カメラといえども、設置している行動を犯人に見られないようにするのは大事な事ですので、その点は注意が必要です。