結婚に関する考え方は昔に戻すべきでは?
2022年10月6日
バツイチという言葉が一般的になってきたのは、もう30年位前からになるのかなと思います。
離婚すると×が付いた戸籍になった時代があった事から、離婚するとバツイチという扱いになったという話ですが、まぁ俗称のようなものだったのが、皆がそういう言葉を通常に使い始めた事からいまだに離婚するとバツイチという言い方をする人が多く存在するようです。
ちなみに、離婚した回数によって、バツ2、バツ3という言い方をするようです。
さらに現行の戸籍謄本には×印は付かないという話なので、そのうち消えていく言葉かもしれません。
そんな離婚の話ですが、古い人間としましては、自分の親世代や人生の先輩たちを見てみると、軽々しく離婚をしている人はあまり居なかったという認識があります。
自分の世代となりますと、少し増えてきたのかなというか、いわゆるバツイチという言葉が世に出てきた世代ですので、同世代が離婚を軽々しくするようになってきた世代なのかなと思います。
昔は、それこそお見合い結婚等もありふれていた時代、お見合いをした時が初めて結婚相手に出会ったという事になりますが、周りの世話焼きに勧められてお見合いをしたのでしょうが、どうにもこうにも嫌な相手であれば断ったと思われますが、お見合い結婚をしたという人の話を聞くと、それほど嫌な思いをしたという人をあまり聞いたことがありません。
もちろん、嫌な体験は忘れたいでしょうから、あまり口にしないという事もあるでしょうし、嫌な相手と結婚してしまったとしても、我慢し続けているというのが実情としても、それを他人に言える話ではないので、黙っているという事もあるかとは思います。
昔のドラマを思い出しても、家同士の政略結婚で結婚されそうになった二人が、本当に好きな人と結婚したくて、なんとかして縁談を壊そうとするというストーリーのドラマが流行った時代がありました。
まぁ理想としては、本当に好きになった人と結婚するのが一番とは思います。
では何故、現代において、好きになって結婚した人なのに、離婚してしまう人が多くなっているのでしょうか?
不倫による離婚問題の相談を受ける探偵の私見としましては、結婚相手の本性を知らずして、表向きの性格しか知らずに勢いで結婚してしまうからなのではないかと推察します。
色々なパターンはありますが、結婚相手が×2とか×3だった場合、いくら自分に対して愛情を注いでくれている気がしたとしても、自分の前に結婚していた人とはどうだったのか?という疑問を持っても遅くはありません。
結婚した相手に問題があったというなら仕方ありませんが、その人自身に問題があって離婚歴が多いのかもしれないととりあえず考えてみるべきではないでしょうか?
ここに恋愛結婚においての落とし穴があると思います。
離婚する事を屁とも思わないような相手だった場合、その時のノリで結婚してしまったら、自分も以前離婚された人と同じ目に遭わされる可能性があるのは冷静に考えれば分かる事です。
昔のお見合い結婚のような場合は、相手の素性がある程度まで分かっている状態での接触になるので、本性までは分からないにしても、どういった生き方をしてきたのかは分かりますので、見ず知らずの相手と恋愛した後の結婚よりは安心かと思われます。
という事で、昔から探偵には結婚相手の素性調査の依頼が入ったものです。
それによって、素行不良な相手だったり、家族に問題があったりした場合、縁談は無かったことになるケースも多かったようです。
当たり前ですね、結婚は当事者同士の問題ではなく、家と家のつながりでもあるわけですから、イカれた家族と親戚になるのは誰もが敬遠したいでしょうから・・・
なので、以前は結婚に関しては慎重に進め、本当に家族になっても良い人とだけ結婚し、一生を共にするというのが当たり前でしたが、結婚相手とその家族の素性を調べたりすると、差別だとか言い出す世論になってきて、調べる事が出来ずに、離婚が増えてきたのではないかと思います。
探偵をしていると、どうしてこんな相手と結婚してしまったのだろうかと後悔している依頼人の相談を受ける機会が多くあります。
それは単に結婚に対する認識が甘い世の中になってしまったからであり、自分自身もその世の中に浸透してしまっているので、自業自得ともいえます。
結婚を軽々しく考えるべきではないと、探偵をしているとつくづく実感します・・・