値上げ・インフレ
2022年05月31日
物の値段が上がってきています。
インフレと言っても良いのかもしれませんが、賃金は上がっていないので、悪いインフレと言ってもいいのが今の日本かもしれません。
コロナ禍で世界中が経済対策を取った事で金利を操作した事からインフレになり、それを元に戻すために金利を上げるしか方法は無く、日本以外の国々は金利をコロナ前に戻す政策を取っています。
これも原因の一つですが、ロシアのウクライナ侵攻によって、食材の商品が値段の高騰を起こしているのも原因の一つです。
また、原油やガスの輸入関連もロシア系の問題に絡んでおり、エネルギー価格の高騰もあらゆる物の値段の高騰の原因になっていると思われます。
ただでさえ、コロナで経済がガタガタになっている状態で、それを回避する為に経済施策を行い、コロナ前の平時の状態に戻す為に色々な政策を試していこうという段階において、ロシアの蛮行により、世界経済が読めない状態になってしまいました。
日本においては、数十年前の円安と同じ状況と言われていて、輸入においてはかなりの打撃を受けている状態といわれています。
逆に輸出企業においては利益が出る状況といえるかもしれませんが、この状況がどれだけ続くのかも全く読めない世界情勢なので、短絡的に円安のよる業態に変更するわけにもいかないでしょう。
ウクライナとロシアの紛争がどれだけ続くかで、色々な世界情勢も変わってくるでしょうから、長期的な展開を決断する事は難しいからです。
百年に一度といわれる疫病の蔓延がそろそろ落ち着くかという時に、先進国が全て影響するような紛争を起こしてしまうロシアとはいったい何を考えているのかと思ってしまいます。
ウクライナにはナチスの信仰があり、それを壊滅するというロシアのお題目があるようですが、そのナチスドイツはロシア戦争に負けた時にロシアには関わり合いたくないと言っていたという話もあります。
気候による戦況の悪化があって負けたという実体もありますが、ロシアとの考え方の違いというものも相当な原因だったと思われます。
あの当時はどちらもというか、世界全体が力があれば何でも正義というような考え方であり、どちらが良いという話ではなく、どの白人が世界を制するかというような時代だったので、是非もないといっていい世界だったのでしょう。
しかし、そういった時代を踏まえての今があるのに、先進国と呼ばれる国々がまた戦争に発展していくのはなんとも忍びないと思います。
そして世界大戦は回避出来たとしても、経済の落ち込みは起きますから、一般庶民の苦境は間違いなく来るでしょう。
既にスーパーに陳列されている必要不可欠な食材などの値上げが始まっています。
グローバル社会というものがかなり前から始まっていましたが、国家間の紛争が起きた場合、生活の実態にそれが影響してくる事を考えなかったのでしょうか?
輸入に頼らずに自国でまかなえるような体制をとっておかなければ、国家間で何かが起きた時に対応できなくなるという事は少し考えれば分かる事ではないでしょうか?
一番被害を被るのは一般庶民です。
庶民の代弁者となる人を選挙では選びましょう。