探偵並みの調査力?!
2022年05月29日
依頼人の中には、探偵並みに証拠を集めた上で、浮気相手の住居や氏名等だけを調査してほしいという要望を出してくる人が存在します。
ただ、最後まで秘密裏に浮気の証拠を得られるかというと、そこまで完遂出来る人は極々少数です。
ですが、三回目の証拠取り辺りで調査が対象者に発覚したのであれば、特に問題はありません。
三回程度の不貞行為の証拠があれば、継続して不貞行為を働いているという認識になり、裁判まで行ったとしても、有利に進められるからです。
しかし、一回目の調査で配偶者及び浮気相手に調査をしているのを見つかってしまったら、その後の調査は困難を極めますし、調査自体が無理になる事もあります。
一回でも浮気(不貞行為)は浮気ですから、証拠が有るのと無いのでは雲泥の差になりますので、自分で調査をする意義はあります。
ただ、これまでの判例からいくと、一回の浮気では裁判が有利に進まないという事例が多いので、法律家の方達は三回程度の証拠が欲しいと言われます。
なので、自分で浮気調査をする自信があるのであれば、それはご自由にされて構いませんが、複数回の証拠まで得られるスキルがあるかどうかは自問自答した方が良いでしょう。
プロの探偵なら、三回どころか何回でも証拠を捉えてくることは朝飯前ですが、それはまだ対象者が警戒していない状態から調査を始めた場合に限ります。
自分で調査をしてしまって、それが見つかり、配偶者や浮気相手に極度の警戒心を与えてしまってからでは、いかにプロの探偵と言えども調査は困難になります。
警戒した対象者は、自分の視界に入る者全てが自分を調査している者として判断し始めます。
こうなったら、いくらプロの探偵が一般人に紛れ込んで変装したとしても、全ての人間を疑っているわけですから、どうにもなりません。
このような状況で調査を可能にするのであれば、多数の調査員を動員して、対象者が訪れる場所場所で違う調査員を張り込ませるという手段しか無くなり、莫大な調査費になってしまいます。
それでも構わないというのであれば調査は可能ですが、そんな予算を持っている方はそれこそ極少数であり、現実的ではありません。
なので、探偵並みの調査力がある人はまれに存在しますが、自分が本当にその技術を有しているのかどうか、よく考え、もし調査に失敗してしまった時の不利益を考慮してほしいと思います。
自分で調査するか、最初からプロに頼むかは一つの賭けとなりますので、ご予算に余裕があるのであれば、最初からプロの探偵に依頼される事をおすすめします。