不倫相手の最近の傾向
2022年05月21日
これまで、不倫相手を特定した場合、意外と身近な存在だったというケースが多くみられてきました。
しかし最近では、過去に全く接触の無い人が不倫相手だったというケースが増えてきているようです。
この原因については、マッチングアプリと呼ばれる、ネット上でカップルを成立させるアプリが登場してきたのが一つの原因となっているようです。
またSNS上で知り合い、ネット上で仲良くなっていった後に実際に会ってみたというケースもあり、ネットを使用した不倫相手探しが増加しているとみていいでしょう。
数年前に遡りますが、当時は出会い系サイトと呼ばれていたようですが、それを使用して他県の相手と不倫していた案件がありました。
あれから数年経過していますから、出会いサイトも進化していると思われ、さらに高度に出会える環境になっているのでしょう。
不倫相手が身近な存在だった場合、現場調査に入る前に、相手の特定が出来る場合もありました。
身近な存在とは、職場の人間、学生時代の同級生、同じ町内会の人、スポーツや趣味で一緒になる人、PTA関連の関係者等々です。
これらについて、名簿などがある場合、そこから配偶者からみて異性の者を絞り込み、さらに年齢や不倫する可能性の無い者を消去法で消していって、リストアップしていきます。
この作業をしただけで、依頼人が「あっこの人が怪しい」と気付く事があります。
となると、調査の計画も幅が広がり、運が良ければ予想通りの展開となり、調査結果も早く得られる事になります。
しかし、マッチングサイトのような場所で知り合ったケースにおいては、上記のような下調べは出来ませんので、あらゆる調査手法を検討しなければなりません。
対象者の住居地、同じ都道府県内に住んでいる者が不倫相手とは限りませんので、移動手段がどうなのか、実際に調査をしてみないと判明しません。
車を使用するのか、公共交通機関を使用するのか、自分の車で移動するのか、相手の車で移動するのか、相手の方に移動するのか、相手がこちらに来るのか、全く分からない状態から始まる場合が多くなり、調査手法の選択肢を広げておかないと、調査に失敗してしまいます。
以前、このような案件で、東京まで尾行していき、ラブホテルへの出入りまでは撮れたのですが、浮気相手の住居を特定するターンになった時に、浮気相手が駐輪場から自転車に乗って走りさってしまい、徒歩だった調査員は追う事が出来ませんでした。
自転車並みに走る事は出来ませんし、また自転車を追って走ってくる人が居たら、対象者に調査がバレてしまいます。
なので、次回の調査からはこの駐輪場付近に小型のバイクで調査員に待ち伏せさせておき、バイクによる尾行で不倫相手宅の特定に成功しました。
このように、調査当初に何も分かっていない案件の場合、段階的に調査をしていく事になるケースが多く、全てを判明させるには少し余計な時間が掛かる感じになります。