電磁波攻撃を解決がトラブルになっている
2022年04月14日
電磁波による攻撃で被害を受けている方へ、電磁波の調査をし、その対策をしますとネットで宣伝し、依頼を受けている探偵社が居るようで、消費者トラブルにになる事態が相次いでいるというニュースを見ました。
またか・・・という感じですね。
以前は、詐欺被害者の救済をしますという宣伝で、詐欺に遭ってしまった被害者の依頼を受けるという悪徳探偵が問題視されましたが、また手を変え品を変え、詐欺まがいの営業をしている探偵がいるようで、困ったものです。
今回の電磁波攻撃の対策という業務は、結論から言いますと、精神疾患で病んでいる方が対象となるものだと思われます。
電磁波とは最近の言い回しですが、昔から電波が自分に入ってくるという被害妄想の類は、精神病の方に多く見られる症状であり、盗聴電波が近くに飛んでいるとか、直接脳に言葉が入ってくる等の幻聴の症状が代表的なものです。
そういった精神疾患を患っている方は、最終的に探偵へ相談してくるという構図が昔からあり、悪徳探偵はそれを知りながら、盗聴器発見等の業務を行い、初めから有るわけ無いと知っていながら調査をして、無かったという結果で調査料をもらったり、もっと悪質な所は自分で所有している盗聴器をあたかも依頼人の家に設置されていたかのように見せかけて、盗聴器が一個出てきたので、調査の範囲を広げましょうと言い、さらに追加の調査を依頼させるという詐欺行為もありました。
長年探偵をしていると、どこの探偵社でも、精神病の方からの電波系の調査依頼が定期的に入ります。
主に、盗聴器発見業務も行っているという宣伝をホームページ等でしている探偵へ、相談の電話が入るのですが、おそらくはそれを逆手にとったものが今回問題になっている電磁波調査だと思われます。
大げさに電磁波による攻撃や嫌がらせのパターン等の説明を図解付きで解説したページを作り、被害妄想の方に、まさにこれだと思わせるエサを撒いて、食いつかせる手口なのでしょう。
精神病の方に、判断する能力が無い事をいいことに、本来あり得ない電磁波攻撃等というものをでっち上げるという行為は許されるものではないでしょう。
電磁波攻撃などが可能な環境は、それこそ大国の諜報機関や一部の軍関係が持っているかもしれませんが、一般社会でそれが横行しているはずがありません。
なので、この詐欺被害に遭わないように、精神疾患を患っている方の家族は、悪徳探偵に相談をしないように見ててあげる必要があるでしょう。
同業者として、このような探偵が居る事は嘆かわしい限りです。