映画界や芸能界の裏側
2022年04月12日
ここの所、映画監督やその仲間による女性への性被害が取り沙汰されています。
少し前にハリウッドスターの女優への性被害が話題になり、私も同じ目に遭ったというMeToo運動が起こりました。
これと同じ構図が日本にもあったという事なのでしょう。
というよりも、芸能界を昔から知っている人達は、何を今更という感じを持ったのではないでしょうか?
ワイドショーの芸能人コメンテーターが、一部の人達の蛮行であり、芸能界全体の話ではないと擁護していますが、それはそうでしょう。
芸能人全員がそんな事をしているわけがないのですから・・・
しかし、ごく一部の人間がとはいえ、無かったわけではなく、大昔から同じような事は繰り返されてきているのが実情であり、もっと多かった事でしょう。
ある知り合いが、芸能人になりたくて、芸能事務所に親類がいる人に、なんとか芸能人になれるようにお願いしてもらえないかと懇願したところ、あんな世界に行くもんじゃないと一蹴されてしまい、その理由が、あんな不良の集まりみたいな世界に入るより、外から眺めていたほうがいい人生だし、そこそこ売れて、それが長続きしなければ、最低の人生になってしまうからという事でした。
その人は知っていたのでしょう、芸能界が乱れた業界という事を・・・
さらには、芸能人なんて言葉は昭和の初期には無かったし、元々は差別用語で呼ばれている流れ者だったんだとも言っていました。
流れ流れて、各地方で興行を行うのですから、地方のの親分衆とのつながりもあったのは当たり前で、芸能人とヤクザ、今でいう反社との関係は密接なものであったのは否定の余地もありません。
そんな世界ですから、女優さんや女性芸人さん、女性歌手への仕打ちは、酷いものがあった事でしょう。
それが段々と、反社と芸能界との癒着を無くす事や、芸能人の地位向上に努めてきた人達が、現在の社会規範に反しない業界にすべく努力し、そこそこ健全化は図られてきたとは思います。
しかし、そこそこの年齢の芸能人が、この業界にそんな事があったの?なんて白々しい事を言っているのを聞くと、いくら業界を守ろうとする上でのコメントとだとしても、いい加減にしろと言いたくなりますね・・・
数十年前の破天荒で豪快な俳優なんかは、新人女優をクルーザーに招待し、沖に出て逃げられないようにしてからどんちゃん騒ぎをしたと豪語していました。
女性側に拒否権は全く無く、なすがままだったとも言っていたのを憶えています。
こんな事を自慢話として話していた番組があったのですから驚きです。
つまりは、こういう事がまかり通ってきた業界であり、昨今は減ってきているのかもしれませんが、裏では間違いなく存在している事でしょう・・・