探偵と世界情勢
2022年03月8日
浮気調査と人探しばかりしている探偵は、特殊な技能と特殊な知識ばかり持っている世間知らずの者も存在します。
一介の調査員で、尾行や張り込みだけしてるのであれば、それでもいいかもしれませんが、聞き込みをする場合の世間話で、国内外の情勢やタイムリーなニュースを話題にされた時に、話に付いていけないのでは困りものです。
なので、特殊な世界に生きる探偵といえども、ニュースには敏感になって最新の情報を得ておく事は大事となります。
現在で言えば、ロシアのウクライナ侵攻であり、それによる西側諸国の経済制裁、そしてその影響による全世界株安や原油の高騰、ロシア原産でシェアの大きいアルミニウムやパラジウムの不足による値段の高騰などがタイムリーな話題となっています。
核攻撃も含めた作戦を取ると言っているロシアの大統領のコメントや、大統領の精神状態を危惧する情報筋の報道等も連日ニュースになっています。
こういった大きな話のニュースを知った所で、一国民に何が出来るんだという声もありますが、世界情勢は経済と繋がっているグローバル社会ですので、遠い国の戦争だからと知らんぷりはしていられません。
元々高騰していた原油が産油国であるロシアにより、市場に不足になりさらに高騰する懸念があります。
となれば、日常的に使用しているガソリン等の値段も上昇してしまいますし、エネルギー問題にも発展していきますので、電気代等にも影響が出ます。
これらは、一国民にも影響してくる問題であり、電気代の請求書を見た時やガソリンスタンドで値段を見た時に、何でこんな上がってるんだ？と原因も分からずに不思議がっているのでは困りものです。
預貯金より投資へシフトという政策が取られて一定期間経過していますので、少しずつ投資にお金を回す人が増えてきています。
株などの投資商品は、戦争が始まるとリスク懸念により一時的に下がりますが、その後上昇するという経験則があります。
戦争が始まりそうな時に、まだ株が下がる前に一旦売ってしまい、下がりきった所で買い戻すという投資家が多いのが原因の一つと言えます。
ただ、戦争には軍需産業が付き物ですから、戦争が始まれば株が上がる企業もあるので、全ての銘柄が下がるわけではありません。
さらに、日本は西側諸国の一員ですから、今回の経済制裁の同調により、ロシアの敵国と認定されてしまいました。
となれば、北方領土は既に占領されていますが、北海道も危険に晒されていると考えなければならないでしょう。
こういった問題に直接対応するのは政府であり、その政府の代議士を選挙で選んだのは我々国民です。
日々の個人の利益で選ぶのではなく、国難や有事の際にどれだけの力を発揮出来る人なのかというのも選挙で選ぶ大事な理由なのは間違いありません。
探偵に限らず、世界情勢や自国の立場や経済状況について情報を得ておく事はとても大事だと再認識させられるこの頃です。
