盗聴器についてのお問い合わせ
2022年02月15日
盗聴器が仕掛けられているという疑念によるご相談をされる場合の注意点をお伝え致します。
本当に盗聴器が仕掛けられている場合、盗聴器が存在する空間から探偵社に電話をしたら、盗聴器を仕掛けた者に探偵に相談したことが筒抜けになってしまいます。
だとしても、それ以降に誰も家や部屋、車の中に入れずに、盗聴器発見の業務をしてしまえば、仕掛けられている盗聴器を撤去する事は可能です。
しかし、犯人の目星を付ける事は難しくなってしまうでしょう。
盗聴器の存在に気付かれたと認識したら、二度と盗聴器を付ける事はしなくなるかもしれませんし、さらに巧妙に盗聴器を設置するようになるかもしれません。
なので、盗聴器について探偵に相談される場合は、家や車から出て、少し離れた場所から携帯電話で電話をするようにしましょう。
一軒家で、複数の部屋があり、自分の部屋だけが怪しいので、別室で電話をすれば良いという事も言えますが、複数の盗聴器が仕掛けられている可能性もあるので用心した方が無難です。
さらに、なぜ携帯電話の方が良いかと言いますと、固定電話だと、電話機そのものに盗聴器が仕掛けられている場合と、屋外の配線部に仕掛けられている場合があり、固定電話での秘密の会話は控えた方が良いからです。
盗聴器はアナログ波の電波式のものが一般的ですが、携帯電話はデジタル波なので、現在は盗聴は難しく、ほぼ安全といえるでしょう。
なので、基本的には携帯電話でのお問い合わせをされるのが賢明です。
こうした手順を踏んで、探偵や専門業者が調査に向かう訳ですが、電話での問い合わせをせずに、いきなり探偵社に行ってしまうのも注意が必要です。
電話で問い合わせをしてから探偵社に来ていただく場合は、探偵側から注意点をお伝えしますので良いのですが、直に探偵社に行ってしまうと、もしも車にGPSが着けられていたら、探偵社に行ったことがバレてしまいます。
盗聴器を仕掛けるような者は、執拗に執着している変質者のような者なので、GPSまで仕掛けられている事も考慮しなければなりません。
なので、家での打ち合わせが難しい盗聴器発見業務では、探偵事務所での打ち合わせがベターですが、その前に別の場所で車の点検をしてからの方がいいでしょう。
もちろんそこまでは大丈夫と考える方の場合は直接来社されてもかまいません。
このように、盗聴器についての調査の場合、調査がバレないような手間をかける必要がありますので、まずは前述した方法で携帯電話でのお問い合わせをしてください。