ポスティング
2021年12月16日
探偵は、待ちの営業ですので、自分から直接営業に出向く事は少ない業種です。
営業に出る所といえば、弁護士のような士業さんの所でしょうか・・・
それ以外は、広告などによる宣伝活動がメインの営業活動となり、後は依頼人様からの相談待ちという事になります。
宣伝方法は、以前は電話帳広告が主でしたが、これは大手さんの独壇場で、一面広告を出されていて、中小零細には手が出ない状況でした。
それでも安めの広告費を払い、小さな広告を電話帳に出していたものです。
今ではそれがインターネットに代わり、ホームページを持っている探偵社がほとんどの時代になりました。
そんな中、昔からある古典的な宣伝方法が、今で言う「ポスティング」つまり、チラシ配りです。
一軒家やアパートのポストにチラシを入れていくという方法ですが、ダイレクトに人に伝わるので、ある意味一番良い宣伝方法かもしれません。
探偵のチラシを見た人が、偶然にも調査を依頼しようかという状況であれば、ちょっと問い合わせしてみようとなるからです。
しかしこれは、都心部の住宅密集地では効果がありますが、地方ではあまり効果はみられないのは、当社も経験があるからです。
とはいえ、全く効果が無いわけではなく、やはりチラシを見ての相談電話は入る事はあります。
そんな中、苦情というわけではないのでしょうが、なぜ自分の家に探偵のチラシが入っているのか?という疑問の問い合わせがありました。
調査の相談電話かなと思って電話に出ると「どうしてうちの家にチラシを入れるんだ?」と少しキレ気味に質問してこられたので、チラシが迷惑だったら、住所まで言わなくていいので、どの辺りの地域なのか言ってもらえば、その辺にはポスティングはしないようにすると言うと、自分の地域だけでなく、色々な地域にポスティングしているのか?と聞いてくるので、そうですよと言うと、私の家だけに入れたんじゃないんですね?と強調してくるので、もちろんそうですよと言うと、なんか安心したように電話を切られました。
女性の方でしたが、横に男性の声がしていたので、カップルか夫婦かは分かりませんが、もしかしたら、どちらかがやましい事をしているのか、それとも浮気関係のトラブルになっている状況の所へチラシが入ってしまい「これはなんだ?!」という事になったのかもしれません。
それにしても、20年探偵をやっていて、こんな電話が入ったのは初めての体験です。