探偵あれこれ
2021年06月26日
探偵同士の体験談や笑い話をしていると、自分もそんな事あったなぁとか、そんな事が他所ではあるのかとびっくりする事があります。
おきまりの話では、尾行や張り込み時の技術や困難な状況、盗聴器発見業務においての困ったこと等があげられます。
尾行や張り込み時の話では、既に対象者が警戒してしまっている場合はとても困るとほとんどの探偵が体験済みで、ほぼ調査にならないという意見が大勢を占めます。
対処法としては、調査時期をずらすか、大人数の調査員を動員するかしかないという結論になります。
また、猛スピードで走行したり、ノロノロ運転の対象者だと、車両尾行が難しくなる等の話が出てきます。
張り込み場所については、ちょうど今頃の時期、梅雨入りから残暑の頃、地方の探偵だと雑木林に入る事もあり、毒蛇や毒虫の対処が大変だよねという話になります。
これについては、命の危険があるので、みんな真剣に話しますね。
下見をせずに、夜の雑木林に入って行って、ハチの巣をつついてしまってボコボコに刺されたという話を聞いたときはゾッとしました・・・
ハチはどうしようもありませんが、虫よけスプレーと厚手の服装でのぞまないと雑木林には入っていけません。
その他、張り込みについては、不審者扱いをされた時の話が多く出てきます。
首都圏では立ち張りが多いので、不審者扱いされないように、技術が必要となるようです。
地方では、車内での張り込みになる事が多く、無人の車内を装って対象を監視する事が出来るので、まだ楽な部分はありますが、それでも住宅地周辺では長時間の張り込みは危険が伴うので、不審者扱いされた時の対処法に探偵の腕が試されます。
盗聴器発見業務を依頼されたときは、依頼者様が精神を病んでしまっている場合が相当数ありまして、そういった場合の困った話に盛り上がる事があります。
ほとんどが被害妄想のような症状であり、あるはずのない盗聴器や盗撮器が仕掛けられていると思い込み、依頼されてくるというパターンです。
家中探しても盗聴器類は出てこないので、ありませんと報告すると、絶対にあるはずだ、壁の中に仕掛けられていると言い出す人もいたり、天井裏に人が潜んでいて、聞き耳を立てていると言い出す人もいます。
人が家に侵入して直接聞いているならそれはもはや盗聴器ではなく盗聴人間といえるでしょう・・・
ある知り合いの探偵さんの盗聴器にまつわる話では、女性の依頼人が、発見業務をしている間、卑猥な器具を手に持ち、笑顔を振りまいていたという笑っていいのか考え込んでしまうような体験談を聞かされたことがあります。
この他にも、まだまだ変わった話はありますので、定期的に投稿していこうと思います。