証拠が無いうちには
2021年06月20日
間接的な証拠しか無いとはいえ、どう考えても浮気をしていて間違いないという状況は多々あります。
中には勘違いという場合もありますが、これで勘違いはないだろうという間接証拠は現実的に存在します。
しかし、この段階で配偶者を問い詰めてしまってはいけません・・・
これは前々からずっと言っていることでして、探偵なら誰もが思っている事でしょう。
間接証拠しか無い時点で、どうしてアクションを起こしてはいけないかは、タイムリーで話題になっている元グラビアアイドルのKさんの離婚騒動を見れば一目瞭然でしょう。
このKさんの事例でもそうなのですが、間接証拠しかないので、傍から見てる第三者も疑惑としか言えず、不倫を断定することは出来ません。
当然、裁判になったとしても、直接的な証拠が無いので、Kさんが不倫をしたのが離婚の原因とはなりません。
なので、いつも言っている事ですが、不倫の疑惑が出てきたら、配偶者を問い詰めるのではなく、探偵に調査を依頼しましょう。
配偶者を問い詰めるのは、確たる証拠をつかんでからです。
Kさんの夫はこれが出来なかったのでしょう。
さらに悪手は続き、どの程度の暴力だったのかは、当事者二人の言い分が分かれていますが、夫は手を出してしまい、逮捕されてしまいました。
短期間で釈放されたので、大したケガではなかったのだと思いますが、それでも暴力を振るった事には変わりなく、この場合は刑事事件の加害者として扱われてしまいます。
不倫は民事ですが、暴力行為は刑事事件になってしまい、警察沙汰になります。
不貞行為をされて、民事上の被害者であった夫ですが、暴力を振るった事により、刑事事件の加害者に早変わりし、立場が逆転してしまいます。
週刊誌の報道では、妻の手帳に不倫を思わせる内容の記述があったり、不貞行為に使う卑猥な道具がバックから出てきたという内容の記事が出ています。
夫に暴力を振るわれてDVから逃げ出した、可哀そうなKさんという話が先行していましたが、夫側の言い分を聞くとまた違った状況が垣間見えてきます。
どちらの話が本当なのか、どちらも録音をしている音声があるとのことですから、その音声については紛れもない事実ですが、編集して自分に都合よくする事も可能なので、通しで録音されているものでなければ、疑ってみる必要はあります。
この事例では、有名人の離婚劇ですから、メディアが取り上げてくれますが、一般人の場合はそうはいきません・・・
お互いの言い分を聞いてくれるのは調停か裁判の場しかなく、人情味のない法的な判例を元に解決されてしまいます。
なので、まだ有名人の方が、一方的な言い分を通される事が少ないといえるでしょう。
という事で、この事例からの教訓としては、直接的な証拠、確たる証拠が無いうちは、静観して浮気調査をしてしまうという事が一つ。
もう一つは、怒りに任せて暴力を振るってはいけないという事、これには暴言も含まれますから、気を付けましょう。
録音しながら、わざと怒らせるような事を言って、暴言を吐かせるという罠を仕掛ける人もいるので注意が必要です。