慌てずに様子を見る場合も
2021年04月10日
浮気調査において、調査をする的確なタイミングというものがあります。これを考慮せずにやみくもに調査をしても、無駄な調査をしてしまう羽目に陥る事があります。
配偶者の様子の変化に、浮気を疑うのは特に問題ありません。
疑いが出始めた時から調査をしてしまうのも間違ってはいません。
何故なら、浮気を開始した時期の初期を捉える事が出来れば、その後の調査において、浮気の期間も証明出来るからです。
ただこれは、長期戦になるので、浮気をされたまま、ある程度の期間を平静でいられるかといえば、無理に近いので、あまりする人はいません。
そして、浮気をし始めたなと気付いた時、すぐに調査を始めても中々不貞行為の証拠が得られない場合があります。
これは、よく考えてみれば分かる事なのですが、不倫カップルといえども、すぐに不貞行為をするわけではなく、普通のデートを楽しんでいる期間がある不倫カップルも存在するのです。
この期間に調査をしても、普通のデートの画像しか得る事が出来ず、ドライブの写真やレストランでの食事の写真程度しか取得出来ません。
しかし、これは調査してみないと分からない事ですので、中々ラブホテル等に行かない場合は、少し様子を見て、時間を置いてから再度調査をするという選択肢も考慮すべきです。
浮気調査の費用は、安いものではありませんので、決定的な証拠が取れないまま予算が尽きてしまう事になってしまっては元も子も無いからです。
配偶者が自分とは別の異性と交際しているのは間違いないが、不貞行為を中々してくれない。しかし、何度か調査をすれば、そのうち絶対にホテル等に行くはずだという判断から、予算が尽きるまで証拠が得られない調査をしてしまったという事例もあります。
これらは一つの賭けとなりますから、依頼人様の判断によるものとなりますが、探偵側としては、少し様子を見てみるという作戦もあると伝える事があります。
予算が尽きて、調査を終わりにしたら、単なるデートの写真しかないので、それを配偶者に突き付けてみても、ちょっとデートしただけと言われて終わりです。
調査して実際に普通のデートしかしていないという証拠があるので、とぼけられているわけでもなく、配偶者は本当の事を言っているだけです。
結局この夫婦は離婚してしまいましたが、もう少し慌てずに、配偶者の様子を見てる余裕があれば、そのうちに浮気相手と不貞行為に発展する関係になった可能性が大きいので、その証拠が得られてからの離婚であれば、有利な条件での離婚になった事でしょう。
このように、場合によっては、調査の期間を空ける事も一つの手です。