親の不倫を知ると・・・
2021年03月7日
当社で扱った浮気調査において、依頼人様の娘さんが父親や母親の不倫行為を知ったケースで、ショックを受けて家を出て行ってしまったという案件があります。
不倫とは大きな括りでの言い方ですが、不貞行為を行う事を一般的には指しています。
不貞行為とは、婚姻関係を持つ者が、他の異性と性的な接触を持つ事というのがざっくりとした定義となりますので、自分の親がそういう行為をしていたとなると、精神的にショックが大きかったのだろうと推察できます。
家を出ていける年齢ですから、成人はとっくに過ぎている歳であり、自活できる状態での事でした。
まだ学生だったり、低年齢では出ていくことは容易ではありませんし、親の浮気と言われても、ピンとこない年齢の場合もあるので、親のした行為がハッキリと認識出来る年齢になっていたのが逆にショックを大きくしたのかもしれません・・・
ある案件の場合は、母親が半狂乱になって、父親の不倫を暴こうと、やみくもに動き、娘達にも公言していた状況で、不貞行為の事実ありきという状態を作り上げたケースでした。
母親側の親類も、不貞行為の事実を規定事実として捉えてしまい、娘さんも疑う余地がない状態でした。
しかし、確たる証拠は無く、父親にそんな事はやってないと言われたら、それで終わりの状態でした。
それでも、娘さんはまだ若く、思い込みの強い年齢でもあり、父親の不倫は事実だと決定付けてしまい、心情的に一緒の生活は無理だと思って、家を出て行ってしまいました。
もう一つの案件は、父親がお婿さんの家庭で、父親が小さくなって生活しているのを見てきた娘さんが、母親の不倫を発見してショックを受けた事例です。
三人兄弟で上の二人が姉妹、末に弟がいる家庭で、弟は高校受験を控えている時期でした。
中学三年生の弟の部活があった夏頃までは、母親はその部活の対応に夫婦で協力して取り組んでいたようです。
しかし、部活が終り、息子の面倒を見る必要が無くなった頃から、仕事が無い週末に毎回出かけるようになっていったそうです。
さらには、年末年始にママ友と旅行と言って、元日を留守にする行動をとり、実は不倫相手との旅行だったとの事・・・
ふいに長女が母親のスマホを見てしまい、それが待ち受けだったのか、写真のデータだったのは分かりませんが、年末年始に見知らぬ男との写真があるのを見つけ「この男は誰?」と母親に問うと「誰でもない、この写真の事はお父さんには言わないで!」と鬼気迫る勢いで言われたそうです。
この状況は普通ではないと誰でも思うはずであり、中立的な立場というか、両親を親として見てきた娘さんとしては、母親を許せなくなったのでしょう。
父親に母親が別の男と不倫しているかもしれないけど、勘付いているのか?と問うと「いや全く知らない」と言われたそうで、父親を不憫に思い、この娘さんも家を出ていきました。
下の妹さんと弟さんは、まだ自立出来ないので、真相は伝えずに出ていったそうです。
自分の親が、不貞行為をはたらいているという不愉快であり不潔に感じる行為をしているのを知った時は、このように、とても一緒に生活出来ないという感情になる人もいるのでしょう。
上記の二例は父親は60歳過ぎ、母親は50歳過ぎという初老や中年後期といえる年齢です。
そろそろ色事からは卒業するような年齢にもかかわらず、家庭を壊すような不潔な行為をしているという感覚になったのだと思われます。
不倫は配偶者に対する不法行為に止まらず、子供にまで心の傷を与えてしまう行為だという事を知るべきでしょう・・・